ホーム > 異業種勉強会 > イベント・フォーラム > 【会員向けフォーラム】第24回『被災地支援活動の共創について考える』※企業・団体...

異業種勉強会 イベント・フォーラム

【会員向けフォーラム】第24回『被災地支援活動の共創について考える』※企業・団体パートナーの被災地支援活動が、一覧でご覧頂けます(PDF)

2013月03月19日 更新
開催終了レポート
 
開催日 2013年4月23日(火)
対象

イーズ未来共創フォーラム 異業種勉強会の企業・団体パートナーの方のみ。

ゲスト

ap bank クルック 江良 慶介 さま

日本財団 経営支援グループ CSR企画推進チーム チームリーダー 町井 則雄 さま

ファシリテーター

枝廣淳子

参加人数

20名

開催レポート

eda0423_compressed.jpg (ファシリテーター:枝廣 淳子) 2011年の震災後、支援の手をさしのべた企業もたくさんありました。しかし、あれから2年が経過し、復旧も復興も思うように進んでいない地域も多いにもかかわらず、社会の関心や支援は薄らぎつつあるようです。そうした中、今後の支援のあり方を考えようと、現場で活動するNGO/NPOの方をゲストにお迎えし、現地のニーズの変化を踏まえて、企業が役立つ支援を続けるために必要な点を議論しました。 ●プレゼンテーション「被災地支援活動の共創について考える」 erasan_compressed.jpg (ap bank/kurkku(クルック)・江良慶介氏) machiisan2_compressed.jpg (日本財団 経営支援グループCSR企画推進チーム・町井則雄氏) 社会課題がいまのように複雑化すると、政府を含め、1つのセクターだけで解決できません。町井さんからは、社会課題をビジネスで解決する手法に注目が集まっていることを背景に、東日本大震災の支援における企業の取り組みが多様化していること、また、広範囲に「面」の動きができる企業と、課題解決に向け深堀りできるNPOが力を合わせることで大きな成果を生んでいる事例を紹介いただきました。 machiisan01_compressed.jpg (プレゼン:町井さま) 江良さんからは、ap bankが行う東北復興支援活動「ap bank Fund for Japan」の活動を中心に、現地のニーズの変化に応じた支援活動の移り変わりや、そこで求められる現地情報のつかみ方などについて経験を共有いただきました。ap bankを支える音楽ファンにとっての「わかりやすさ」を大切にしながら、現地と東京をつなぐ役割を果たしたいというお話でした。 erasan2_compressed.jpg (プレゼン:江良さま) work1_compressed.jpg  P1020809_compressed.jpg  (ワークのようす) ※こちらから↓↓企業・団体パートナーの被災地支援活動を一覧でご覧いただけます (PDF)※ ●「相談タイム」 このコーナーでは、パートナー企業さんから、他社の参加者に意見を聞いてみたい話題を提供いただき、みんなでディスカッションして知恵を絞ります。今回は、日本板硝子環境アメニティさまから、同社の建築技術「ダブルスキン」を生かした新築物件を提案できるパートナー探しに関するご相談をいただきました。こうした技術で省エネ・環境性能の高い建物を求める施主さんはどんな方だろう?という点について、みなさんからのアイデアを付箋に書き出しました。 hakamadasan_compressed.jpg (日本板硝子環境アメニティ 袴田さま) soudantime2_compressed.jpg ●事務局よりお知らせ: 【1】 企業・団体パートナーさまの活動紹介 「未来共創フォーラム」のウェブサイトでは、企業・団体パートナーのみなさまの、持続可能な社会に向けた取り組みについてお伝えするページを設けています。さまざまな業界の方々が多種多様な取り組みをしていることがわかり、そうした取り組みを組み合わせることで、さらに大きな効果を生み出せるのではないかと思います。ぜひそうしたコラボレーションのネットワークづくり、プラットフォームとしてご活用ください。 詳しくは以下のサイトをご覧ください。 http://www.es-inc.jp/network/efforts_list.html 【2】 チェンジ・エージェントよりセミナーのご案内 イーズの関連会社であるチェンジ・エージェント主催のセミナーをご案内します。共創フォーラムのパートナーのみなさまは、優待価格でご参加いただけますので、どうぞご検討ください。 「システム思考トレーニング」ベーシックコース(5月21日開催) システム思考は、グループや組織、社会などでのできごとをシステムの視点で捉え、その全体像とつながりに着目する新しいものの見方を提供する思考方法です。さまざまな複雑な変化がどのように生じるかを理解し、望ましい変化を起こすための手がかりを与え、また、組織の共通言語として目的や複雑な状況認識の共有を促すコミュニケーションに役立ちます。 「組織学習のためのシナリオ手法入門セミナー」(5月27日開催) 本セミナーは、シナリオ・プランニング、バックキャスティング、システム思考、対話などの手法を組み合わせて、個や組織が未来実現に向けて自己変革と関係者への働きかけを効果的に展開し、迅速にリスクや環境変化に適応することで、よりよい結果を出し続けるための能力を向上させるために設計しました。 詳しくは以下のサイトをご覧ください。 http://change-agent.jp/news/archives/000196.html ★終了後に、会場をお借りした平和紙業さんの展示室を見学させていただきました。 「紙」の歴史やさまざまな作品を拝見することができました。ありがとうございました! tenjishitsu_compressed.jpg (展示室にて)
 
konshinkai1_compressed.jpg (懇親会にて)
 

参加された方の声から

●本日参加して、よかった点、よくなかった点を含め、何でも自由にコメントください。
<よかった点>
ニーズには時間軸があり、その把握の仕方の実例を通して聞けたこと。

企業とNPOのネットワーキングの重要性を再認識した。

NPOと企業をつなぐハブ的なプラットフォームがあればいいとずっと思ってきたが、その情報が得られた。

枝廣さんからの小さな企業の具体的なアドバイスがとてもわかりやすく参考になった。

普段は聞くことができない大企業の被災地での活動の様子を聞くことができ、悩みを共有できた気がした。

日本財団さんの活動は以前から関心がありました。今回、直接話を聞くことができ、今後、情報・ネットワークがつながり、活かしていきたいと思います。

町井氏、江良氏の話は、ビジネスのみの日常と異なる考え方が多く、勉強になることが多かった。

「赤十字へ」という限られた支援しか会社ではできない。個人としてできることに今後も取り組んでいこうと思う。

今回初めて参加させていただきました。一方的に聞くだけでなく、参加されている皆様とのディスカッションを通して気づきやふりかえりの時間があり、よかったと思います。部員の教育の場としても活用できそうです。

2人のゲストスピーカーのお話は、気がつかない視点で話されて、参考になった。

活動のヒントがいろいろ見つかり参考になりました。グループでの話をする時間がもう少しあったらよいなと思いました。

<よくなかった点>
Thinking Timeをもう少し長くしてほしい(今回、時間内に出す訓練にはなるが、本質が出ないままの時が多かったため)。

ほかのテーブルの方々とも交流できるタイミングがあれば嬉しかったです。

●今日学んだことをどのように活用したいと考えていますか。また、さらに学びたいことなどもありましたらご記入ください。

企業ニーズと被災地ニーズには大きな違いがある。

NPO団体との共働について学び、今後、CSU etc.とつなげた活動を模索したい。

継続的な支援に向けた検討に活用したい。

自社だけでなく、さまざまなステークホルダーとともに進めていくために必要なことは何か、考えてみたい。

小企業なりの立ち回り方を学ぶことができた。

今回参加するにあたり、当社グループの活動を教えてくれた被災地支援業務をしている担当者に紹介したいと思います。

協業パートナーとしてのNPO、NGOの活用、選定についてタイムリーなニーズの把握とパートナーとの連携について。

未来共創フォーラムの名の通り、これからのプラットフォームを備えてつくる!!

何が求められていて、どう動けるか、とにかく考えることが大切。

企業の「できること」「したいこと」と時・地域・人によって変わる「ニーズ」「してほしいこと」をどうマッチさせていくのか? 考えさせられました。

協働→総働 NPOの活用、ネットワークの形成

イノベーションの評価について、新規事業に取り組むうえで、いつも議論となるところなので、多くのヒントをいただけてよかったです。SROIについてもっとお話を伺いたかったです。

次回のイベント・フォーラムの予定

次回フォーラムは水資源をテーマとして、水ジャーナリストの橋本淳司さんをお招きして2013年6月6日に開催します。日中ではご参加になりにくいという声にお答えして、試みに夕方17:30にスタートいたします。広めの会場をご用意いたしますので、どうぞ社内の方にもお声がけください。新たに環境・CSRの担当になった方の研修としてのご利用もお薦めです。

 

このページの先頭へ

このページの先頭へ