経団連の米倉弘昌会長は10日午後の定例記者会見で、「貿易赤字が非常に大きい」との懸念を表明、「原子力発電所が再稼働していないために化石燃料が増えているため」として、原子力規制委員会に早期に再稼働を認めるよう訴えたとのこと。
一つの問題だけに対処するのは容易かもしれない。だけど、本当のリーダーとは、こちらの問題だけでなく、あちらの問題もきちんと見て、両方の問題を起こしている構造を見抜き、構造を変えることで両方の問題の解決につながる「新しい道」を示す、または創り出すための対話や議論の場を創れる人ではないか。
人も組織も、問題や課題によって、学び、考えや行動の幅を広げ、成長していくものだと思うけど、経団連は成長しているようすがまったく見えないなあ。