地域創生部
私たちが日本の各地を見てきて思うのは、
二極化が進んでいるということです。
片方の極は、元気と勢いの感じられるイキイキした「まち」です。そこでは、新しい動きが次々と生まれ、移住者がどんどん入ってきます。
もう一方の極は、よどみ感が広がり、活力の感じられない「まち」です。そういう「まち」には、あきらめ・投げやり感が広がっています。若い世代は出て行ったまま戻ってくることはなく、移住者も入ってきません。
日本には現在、人口3万人未満の自治体が954ありますが(平成27年国勢調査)、その人口を合計しても、日本の総人口の約8%にすぎません。しかし、これらの自治体の面積を合わせると、日本全体の約48%になります。つまり、日本の面積の半分近くをわずか8%の住民が支えてくれているのです。
東京などの大都市だけではなく、こうした中小規模の地域が元気と勢いのある、持続可能で幸せな地域であり続けることができれば、日本全体の活気につながります。では、どうすれば良いのでしょうか? 私たちは3つのステップで地域づくりをお手伝いしています。
まちづくりの3ステップ
HOP:共有ビジョン(バックキャスティング)
未来の望ましい地域の姿を描く
STEP:つながりを読む(システム思考)
つながりをたどって現状の構造を理解し、望ましい好循環を描く
JUMP:変革(プロジェクト)
悪循環を断ち、好循環を強めるプロジェクトを立案・実行する
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イーズが地域づくりを応援します
講演・ワークショップ
地域の課題を構造で捉え、望ましい未来を実現するには、どうすれば良いでしょうか? 具体的なプロセスと先進事例をもとに、分かりやすく解説します。
共有ビジョン策定の支援
地域のさまざまなステークホルダー(利害関係者)を巻き込みながら、地域の将来ビジョンを描き、地域力を高めるお手伝いをします。
取り組みの影響や効果を測定
「大事なもの・変えたいもの」を測定し、取り組みにつなげます。
- 幸福度の見える化
- 地域経済の見える化
- ソーシャルインパクト(社会価値)の見える化
課題解決に向けたプロジェクトのマネジメント支援
「ビジョンをつくっても実行に結びつかない」「課題はわかっているが、経験がなく具体的な進め方がわからない」などの悩みにお応えし、具体的な課題解決プロジェクトをつくり、実行し、成果に結びつくプロセスを支援します。
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参考図書
『好循環のまちづくり』
枝廣淳子(著)
岩波新書 2021年4月発刊
まちのビジョンをつくり、悪循環の構造を見える化し、その構造を変え る。誰でも試せるメソッドを伝授。
『地元経済を創りなおすーー分析・診断・対策』
枝廣淳子 (著』
岩波新書 2018年2月
現状を可視化し、お金や雇用を外部に依存する割合を減らすための 考え方やツール、好循環に転換した事例の数々を示す。