リサイクルやエコマーク、LCAのように、経済活動に物質や資源が投入されてからの効率や持続可能性を考えるのでは全然足りない、地球がサバイバルするためにはそもそも投入する資源や物質の移動を10分の1にすべきで、それは可能だ、という主題です。
ブレーク氏は、MIPS(Material Input per Service)=「サービス単位あたり物質集約度」という新しい有用な概念を導入しました。人々が求めているのは、モノの所有ではなく、そのモノの提供する「サービス」(経済用語でutility:効用)であり、そのサービスを提供するのに必要な物質の量は大きく減らせる、という「脱物質化」への概念と尺度を示すのが、このMIPSです。詳しくは是非、本書をどうぞ。