閉塞感の強まる日本で、景気刺激、成長戦略、温暖化抑制を同時達成できる、環境重視の経済再生戦略とは? 100年に一度といわれる今回の不況は、石油依存で物的豊かさを実現してきた20世紀文明が破綻したことを告げています。資源やエネルギー、二酸化炭素などの環境の制約も厳しくなってゆく時代に、足元の景気や経済を立て直しながら、どうやって長期的にも「幸せな日本」になっていけるのか? 本書では、今回の不況を全治10年と位置づけ、前半の5年間を緊急対策期間として、そのための再生・回復シナリオを「グリーン・リカバリー」と名づけて具体的に提案しています。