(日経BPブックナビより)
プラスチックはもう使ってはいけないのか?
海洋プラスチック問題が世界的課題になるなか、ダボス会議で「21世紀のリーダー」の1人に選出され、「ブルーエコノミー」や「ゼロエミッション」の提唱者でもあるサステナビリティ分野の起業家グンター・パウリ氏が、プラスチックの生産方法と利用の仕方を変え、経済を回す新しいビジネスモデルを提言しているのが本書である。
プラスチック問題の解決によって、海ばかりでなく地域も再生するシナリオを描いている。
環境ジャーナリストの枝廣淳子氏が監訳した。
プラスチック問題は国連のSDGs(持続可能な開発目標)にとって重要なテーマであり、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営を進める企業にとって必須の書籍である。
<主な内容>
まえがき ビジネスの力を世のため人のために
プロローグ 島とプラスチックと科学の進化
はじめに プラスチック・ソリューション運動
第 1 章 思い知った汚染の深刻さ―環境活動家マルコ・シメオーニ
第 2 章 新しいビジネスモデルを提案―環境起業家グンター・パウリ
第 3 章 必要なのは知的な設計
第 4 章 メッセージを掲げた船で世界を巡る
第 5 章 プラスチックと土壌の「目標と原則」
第 6 章 廃棄するか、ごみを活用するか?
第 7 章 難燃剤などの化学物質の"カクテル"を安全な代替物へ
第 8 章 ごみに価値を与え、プラスチック汚染を終わらせる
第 9 章 自然界の海藻を活用する
第 10 章 1 + 1 = 3、新しいシステムが多くの便益を生む
第 11 章 100年ビジョンで考え、レガシーを残すキャプテンになる好機
日本版解説 写真で見る、自然エネルギーで走る船の旅
日本版解説「使い捨て」から「使い回し」へ ゼリ・ジャパン理事長、サラヤ代表取締役社長 更家悠介