今年度最初の富士通ダイアログを6月2日に開催しました。今回のテーマは「富士通の環境マテリアリティ(重要課題)」です。
(左からエダヒロ、リーダーシップ・アカデミーTACL 代表 ピーター・D・ピーダーセンさま、サステナビリティ日本フォーラム 代表理事 後藤 敏彦さま、株式会社大和総研 調査本部 主席研究員 河口 真理子さま)
このテーマは、毎年取り上げており、今回が3回目になります。
今回有識者から寄せられた大事なポイントには、大きく2つあったと思います。ひとつはESG投資。「スチュワードシップ・コード」、「コーポレートガバナンス・コード」といった新たなガイドラインが作られたことで、投資家の企業の判断軸に「ESG」の視点が加わってきます。この大きな流れに対し、単にガイドラインに対応するだけでなく、企業としていかに新しい価値を創造し、その価値を伝えていくのかについて、活発な意見交換がなされました。
もう一つ、気候変動の影響について。危機意識の理解を深める重要性についても議論が展開されました。長い時間軸で考え、社内外へ伝えていくことが、競争力のある企業になるために重要であることなど、事例をまじえてお話しいただきました。
ますます複雑になる世の中で、企業への期待はさらに高まっています。
そのようななかで、社会や時代の厳しい要請にこたえていくためには、有識者をはじめとする外部の視点や共創型のコミュニケーションが欠かせません。こうした地道な対話をつづけるなかから、新しい未来をつくっていくヒントが見つかるのではないでしょうか。引き続き、応援していきたいと思います。
2012年からはじまったダイアログは今回で21回目!参加してくださった有識者は延べ62人となりました。