7月15日に、学外自主ゼミ2回目を開催しました。今回は小林武史さんが木更津で展開されている農場「耕す」を見学・体験しました。
もともと小林さんはap bankで融資活動を通じて持続可能な社会づくりに挑戦する市民や団体をサポートされてきました。2010年に新しい出資枠で設立されたのが、「農業生産法人 株式会社 耕す」です。
「耕す」の目的は、「食」や「農」をとおし、より多くのひとが、命のつながりを感じることができる循環型農業の実践をめざし、農産物の生産・販売のほか、研修、就農支援などの実践です。この現場をぜひ見てみたい、ということで、特別に見学させていただくことになりました。
(豊増さん)
牧場跡地を開墾してできた木更津農場は、東京ドーム6個分(約9万坪(300ha))の広さがあります。その敷地の中で、今回、天ぷら油の廃油を活用した車、圃場、肥料、鶏舎などを見学させていただきました。
圃場は「次の世代も使い続けられる農地へ」との考えから、有機農業に取り組み、有機JAS認証も取得しています。「耕す」では循環した農業をどのように実現しているのか、それぞれの活動はどうつながっているのか、一方、50年前と比べ、野菜のミネラル含有量が大幅に減っている現実について、現場を見させて頂きながら、いろいろお話をうかがうことができました。
(有機JAS認証圃場) (鶏小屋:種類「岡崎おうはん」日本に明治前からいる品種)
見学後は、産みたての卵やとりたての野菜など、おいしいご飯をご馳走になってきました。竹を割る作業などに興じる学生たち、いつもとは違う横顔も見られて、楽しかったです。(こちらのゼミレポートも近々アップの予定です)
(おいしい手作りランチをいただきました!)
(ひとつの卵から2個の黄身!) (竹をたわしで磨き中。磨くことでぴかぴかになり、油分も出てきます)
「次の世代も使い続けられる農地へ」の、当事者である学生にとっても、「食」「農」について、ワガコトで考えるよい機会になったようです。
引き続き、ゼミ生と「社会へ飛び出し」、いろいろな体験を通じ、学んでいきたいと思います!