2016年度2回目の富士通の環境ダイアログは東京大学 教養学部付属教養教育高度化機構 環境エネルギー科学特別部門の松本 真由美准教授と三菱UFJモルガン・スタンレー証券 クリーン・エネルギー・ファイナンス 主任研究員としてご活躍されている、吉高まりさまをお招きして、「再生エネルギー導入推進に向けたシナリオ」をテーマに最新動向の共有と意見交換を行いました。
(左からエダヒロ、東京大学 教養学部付属教養教育高度化機構 環境エネルギー科学特別部門 客員准教授 松本 真由美さま、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 クリーン・エネルギー・ファイナンス部 主任研究員 吉高 まりさま、富士通社員の方々)
パリ協定の発効を受け、脱炭素社会の実現が求められています。
AppleやAmazon、BTグループ、Google、マイクロソフト、Facebookをはじめとした欧米のICT業界では、脱炭素に向けた動きが非常に活発になっています。富士通でも「ゼロエミッション社会の実現」をめざし、再生可能エネルギーの導入や利用の積極的拡大を進めています。
そこで今回は、お二人から国内外の再生エネルギーや環境ファイナンスにおける世界の最新動向や事例について、専門家のお立場から、理解しておくべき重要なポイントをまとめて解説いただきました。富士通からは工場や施設担当者など、多くの部門関係者が出席したこともあり、その後の質疑応答や意見交換も活発で、大変実り多い時間となりました。
2012 年からはじまったこの富士通の環境ダイアログは今回で27回目、すでに延べ81人の有識者にご参加いただいています。富士通は日本経済新聞社が実施した第20回環境経営度調査の企業ランキング(2017年1月23日付)でも昨年の28位から、なんと今年は7位へと一気にランクアップ(↑)の評価を得ました。環境ダイアログをはじめ、コツコツと地道に環境活動を進めてきたことが、しっかりと評価につながっているものと思い、本当にうれしく思います。ひきつづき、富士通の環境経営の進(深)化と新たな価値創造につながるよう、しっかりお手伝いをさせていただきたいと思います。
そして今回は、松本さま、吉高さま、富士通の前沢さま、そしてファシリテーターの自分も含めて、すべて女性の回となる「初!」ダイアログにもなりました。エネルギーの分野でも多くの女性ががんばっていらっしゃることを感じられ、こちらもとてもうれしく思いました。