2月11日(土)国立京都国際会館 メインホールにて、「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式のあとのシンポジウムにコーディネータとして参加させていただきました。
■記念講演
オギュスタン・ベルク 氏 (第8回殿堂入り者)
中村 哲 氏 (第8回殿堂入り者)
■パネルディスカッション
テーマ:「水土・風土・国土~大地に根ざし、人とつながり、未来をひらく~」
〈パネリスト〉
オギュスタン・ベルク 氏
中村 哲 氏
眞鍋 かをり 氏(タレント)
山極 壽一 氏(京都大学 総長)
オギュスタン・ベルク氏はフランス国立社会科学高等研究院教授で、1969年に初来日して以来、北海道大学講師、東北大学客員研究員、日仏会館フランス学長、宮城大学教授、国際日本文化研究センター客員研究員などとして、通算17年以上滞在し、日本の文化や風土に対する深い造詣・分析力を流暢な日本語で披露して下さいました。
中村哲 氏は、医師、ペシャワール会 現地代表、PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス) 総院長で、アフガニスタン国内、東部山岳医療過疎地での診療活動に携わるなか、栄養失調や腸内感染症などを防ぐため、水利事業に着手され、多くの井戸や用水路をつくるプロジェクトを進めていらっしゃいます。多くの写真とともに、日本に伝わっていない現地の状況や、長年の活動からのお考えをお話しくださり、大きな感銘を与えて下さいました。
パネルディスカッションでは、「自然と人間の関係」といった切り口で、議論を深めました。とっても知的刺激に富んだ時間でした。