７月４日に「～地域経済再生のしくみ　英国トットネスの取り組みから考える」というテーマでエコッツェリアさんの協力のもと、オープンセミナーを開催しました！

開催日はちょうど台風が通過する雨模様のお天気だったのですが、全国各地から80名を超える皆さんにお集まりいただき、おかげさまで満席での開催となりました。

今回のテーマである英国トットネスは、もともとトランジションタウン運動発祥の地として有名です。数年前からは地域経済を取り戻す動きがさまざまに展開されていて、ずっと注目していました。今年３月にようやく念願叶って、実際にトットネスを訪問することができ、地域のキーパーソンに詳しく話を聞いたり、実際に町や周辺を歩いてプロジェクトの現場を回って、素敵な取り組みが次々と展開するようすを直接見ることができました。取材を重ねていうちに、なぜこんなにもさまざまな分野（食・エネルギー・医療等）で新たなプロジェクトが続々と生まれているのか、疑問が湧いてきました。好循環を創り出す現場を見学するたびに、このしくみには何か方程式があるのではないかーーと考え始めたのです。そしてその結果、自分なりに分析して見えてきたことがありました。

セミナーでは単に現地での地域経済再生の事例やようすを皆さんにお伝えするだけでなく、分析してわかった共通の成功のポイントをお伝えし、それぞれの地域のまちづくりの取り組みに少しでも活かせるような機会になればと、お話しさせていただきました。

後半は、スペシャルゲストとして、地方創生とICT/IoTの政策立案に関わっていらっしゃる総務大臣補佐官・太田直樹さんをお迎えし、お話しをうかがいました。
作成に関わられていた全市町村の地域経済を分析するオープンデータの紹介や、地方創生で全国各地の現場を見ていらっしゃるご経験から、今後5-10年でこれから「地域経済を取り戻す！」ことができる可能性のある自治体の共通ポイントなど、大変興味深いコメントをいただきました。
また、短い時間ながら会場の皆さんとも質疑応答を重ね、考えを広め、深めていけたと思います。

交流会でも多くの方と名刺交換・お話しをさせていただきました。自治体・企業・NPO・学生・個人など、さまざまなバックグラウンドで地域に関わっていらっしゃる皆さんと交流できたことをとてもうれしく思っています。また、関心の高いテーマであったことを改めて実感し、これからの日本の地域の展開にわくわくしています。セミナーをきっかけに、それぞれの地域が手綱を持ち、持続可能なまちづくりをしていくためのヒントになればうれしいです。

ぜひ皆さんのこれからの活動についても教えてください！
みなさんの手に地域経済を取り戻しましょう！