5月にスウェーデンを訪問し、政府・自治体・企業・環境政策NGOの担当者とじっくりと意見交換をさせてもらいました。そこで得た情報をぜひ日本のみなさんにお伝えして、これからの日本や私たちについて一緒に考える機会をと思い、「スウェーデンから学ぶ!持続可能な国づくり・まちづくり・人づくり」をテーマにセミナーを開催しました。
ゲストに、スウェーデン在住40年で国際NGOナチュラル・ステップや森の幼稚園・ムッレ教室などの取り組みを通じて長年日本とスウェーデンの橋渡しをされてこられた高見幸子さんにお越しいただきました。
最初に私から、「化石燃料ゼロ・スウェーデン」を目指す政府・産業界・推進組織の取り組みと実施の背景、SDGsがスウェーデンで進んでいる理由、街中の資源リサイクルの仕組みなど、視察してきた内容について報告しました。
後半はスウェーデンと日本の両国についてご存知でいらっしゃる高見さんから、なぜスウェーデンは先進的な取り組みが行われているのかについて歴史的な背景や民主主義の考え方・教育面から、そしてスウェーデンが現在抱えている課題、日本が取り組んでいくべき点などについてお話ししていただきました。
参加者のみなさんから多くの反響がありましたので、一部感想をご紹介します。
(セミナーアンケートより抜粋)
・スウェーデンを包括的に学ぶことができました。SDGsの進捗度が1位の理由も知ることができたのも良かったです。
・「民主主義」「人づくり」「政策」その相互連携について考えさせられました。
・事業と個人的な活動による社会貢献に生かしていきたい
・教育に携わっているので、まず学生たちに伝えることから始めたいと思います。
これからも海外の先進的な取り組みや考え方を日本にお伝えしていきます。
最後に、今年は日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年記念の年です。
1年を通じて、日本・スウェーデン両国では関連したイベントが数多く企画されています。
きっと素敵な発見があると思いますので、ぜひ参加ください。