2月26日(火)、熊本県南小国町で一年間かけてお手伝いしてきた共有ビジョンと産業連関表の発表会を行いました。当日は予想を上回る多くの町民の皆さんが参加してくださいました。
今回発表した共有ビジョンは「2050年の南小国町がどうなっていたいか」を26人の委員の方々とともに、550人を超える町民の方々から(町民の8人に1人!)意見をいただき、作り上げたものです。SDGsの考えをもとに創り上げた南小国町のめざす姿は、町のさまざまな取り組みがめざす方向を示す北極星のような役割を有しています。
一方、産業連関表は過去の南小国町の経済状況を物語っています。今回の調査で南小国町の経済規模、各産業に占める割合、外貨獲得額やお金の漏れなど実に多くのことが分かりました。来年度は、これらの情報をもとに、何をどう変えるべきかを議論し、実際の取り組みを進めていくお手伝いをさせていただく予定です。
地元の方からは「ようやくスタートラインに立てた!」や「イメージによる議論ではなく、数値に基づいた議論ができるようになるので嬉しい」とのコメントをいただき、とてもうれしく思います。