(今回はスタッフの寄稿です)
近年、プラスチック汚染問題が大きな注目を集めるようになりました。特に海洋プラスチック汚染は21世紀最悪の環境問題の1つと言われています。
ウミガメの鼻にストローが刺さっている映像や、死んだ鹿のお腹から大量のビニール袋が出てきた写真など、衝撃的なニュースが流れるようになり、各国政府や企業も脱プラスチックへと動き始めています。日本でもその動きは加速しており、生分解性プラスチックの開発や、木製ストローなどの代替素材の開発が活発になっています。
そもそもプラスチックがここまで生活に浸透した理由は何だったでしょうか?
プラスチックにはどのような特性があるのでしょうか?
今世界では脱プラスチックに向けてどのような動きが出てきているのでしょうか?
このような背景や状況、内外の取り組みなどをエダヒロが分かりやすく整理したブックレット『プラスチック汚染とは何か』が2019年6月5日に岩波ブックレットとして出版されました。私自身もサポートスタッフとして、データや事例の収集などを手伝わせてもらったもので、その作業そのものが非常に勉強になりました。
うれしいことに、このブックレット、発売後1カ月で2刷となりました! 大きな関心が寄せられていることを改めて痛感します。
本ブックレットでは、プラスチック汚染問題の全体像を提示し、単なる「環境問題」ではなく、「産業政策」としてのプラスチックの動向も取り上げています。行政にとっても、企業にとっても、私たちひとり一人にとっても、いろいろ考え、取り組むべき課題です。よろしければぜひ一度、ご覧になってみてください。