こんにちは、有限会社イーズ アセスメント・見える化ユニットの小野雄也です。
2019年も残すところ、1.5ヵ月ですね。振り返ると、今年は多くの地域プロジェクトに参加させて頂きました。早いもので、今年の3月に開催した「地域経済循環フォーラム」から8か月が過ぎようとしています。3月のフォーラムでは、200名近い方に参加して頂き、活発な議論や質問、将来に向けての希望や悩みなどを沢山お聞かせいただきました。
その後、フォーラムで得た知識を自分の地域で実践するべく準備をしている方、講演に呼んで頂いた方、一緒に実践をしてくれる方など、フォーラムに参加して終わりではなく、それぞれのやり方で「わがこと化」し、実践し続けて頂いていることを大変嬉しく思います。
今回は、私がアセスメント・見える化ユニットの中で担当させていただいている、「地域産業連関表の作成・分析」について少しご紹介したいと思います。主に、地域産業連関表を活用して、地域経済を「見える化」するお手伝いをさせていただいております。
地域産業連関表を作成する大切さ、良さは、経済の視点から見た自地域の強み・弱みを客観的に見ることができることだと思います。それらの情報を基にステークホルダーと「どこの漏れ穴を優先的に塞ぐべきなのか」といった具体的な施策を考えていくことも可能となります。
また、各産業の改善ポテンシャルを数値で表すことができる点も、「見える化」の良いところだと思います。これまでの「このくらい稼いでいるだろう」、「このくらい外部に依存しているのではないか」といったイメージによる話し合いから、「実際に稼いでいる金額はいくらで、漏れている金額はいくらである」といった定量的な話し合いに移ることができるからです。
外部に依存しているうちの何パーセントを地域内に移行することができれば、自地域にいくらの金額が落ちるのか、といったことが見えてくると、実際にプロジェクトを立ち上げる段階で、周りの人への説明もしやすいのではないでしょうか。
また、イーズでは産業連関表を作成・分析して終わりではなく、実施に「漏れ穴」を塞ぐための対策や打ち手を考えるお手伝いもさせていただいています。
こういった取り組みの現段階での成果と学びを共有する場として、12月6日に、東京ビックサイトで開催されるエコプロ展の会議棟で、「地域経済循環フォーラム~実践編~」が開催されます。
現在関わらせていただいている、熊本県南小国町、北海道下川町、島根県海士町の各自治体の方々も登壇して下さり、実際の経験からの感想やお考えを話して頂けることと思います。ご興味・ご関心を持っていらっしゃる皆さんのご参加をお待ちしております!
【地域経済循環フォーラム ~実践編~】
■日 時:2019年12月6日(金)9:00~11:30(開場8:45)
■会 場 :東京ビックサイト 会議棟6階 607+608会議室
東京都江東区有明3-11-1
りんかい線「国際展示場」駅下車 徒歩約7分
ゆりかもめ「東京ビックサイト」駅下車 徒歩3分
http://www.bigsight.jp/access/transportation/
■講師・ファシリテーター:枝廣淳子
(幸せ経済社会研究所所長、大学院大学至善館教授)
■パネリスト(予定)
熊本県・南小国町 町長 高橋周二さん
北海道・下川町 政策推進課 蓑島豪さん
島根県・海士町 株式会社風と土と 代表取締役 阿部裕志さん
ほか
■プログラム(予定):
9:00-9:05 開会
9:05-9:20 枝廣淳子 全体説明
9:20-10:05 地域の取り組み紹介
10:05-11:25 パネルディスカッション
11:25-11:30 まとめと閉会
■定員:200名(先着順)
■参加費:無料
※事前登録にご協力お願いいたします。
★事前登録はこちらから (Googleサイトに移動します)
■当日に関するお願い
・録音、カメラ、ビデオ撮影等はご遠慮ください。
・当日の講演に関する投影資料の配布はございません。ご了承いただきますようお願いします。
■主催:
幸せ経済社会研究所
(有限会社イーズ内)
※当日は写真の撮影が入ります。撮影不可の方は受付にてお申し出ください。
撮影した写真や動画は幸せ経済社会研究所ならびご登壇の地域・自治体のサイトやFacebook、資料などで使わせていただく可能性がございます。ご了承くださいませ。
■お問い合わせ
お手続きでご不明な点がありましたら、事務局までご連絡ください。
幸せ経済社会研究所 (有限会社イーズ内)
Tel: 03-5846-9841 Fax: 03-5846-9665
E-mail: Inquiry@ishes.org
※(@)は@に変更してお送りください。