(今回はスタッフの寄稿です)
エダヒロが直接指導する翻訳道場は終日集中して翻訳のトレーニングをするセミナーです。翻訳者でもあるエダヒロが、世界にたくさんある、まだ日本に伝わっていない大事な情報や書籍を正確にわかりやすく翻訳できる人をもっともっと増やしたいという思いから2009年にスタートし、これまで29回開催、全国各地から延べ約400人参加しています。
イーズは環境や自己啓発関連の出版翻訳の経験を生かし、企業や組織からCSRレポートや報告書、環境、サステナビリティ、企業ホームページなど幅広い分野での翻訳の依頼を受けています。2019年10月初めに東京で開催されたアル・ゴア元米国副大統領の気候変動トレーニングで参加者に配布されたテキストやサステナビリティ関連のレポートほか、2019年は大変多くの翻訳案件を担当しました。
環境問題が喫緊の課題となり、企業や組織が環境問題にどう取り組んでいるのか社会的責任を問われることが増えてきました。エダヒロがこれまで関わってきた環境と社会、経済のつながり、地方創生、アニマルウェルフェア、プラスチック問題などの活動を知っていただくことで、企業や組織から弊社への翻訳依頼も年々増え続けています。そこで一緒に活動してくれる仲間を増やしたいと、年2回翻訳道場を開催しています。
2020年最初の翻訳道場は東京都内で1月11日(土)に開催し、全国から13人のみなさんが受講しました。
当日は事前に参加者それぞれに訳してもらった文の共有と、その場で出される課題を制限時間内に訳していく実践的なトレーニングを行います。参加者が各自の訳文を持ち寄ることで、同じ英文でも自分では思いつかなかった翻訳のバリエーションがあること、実践の場ですぐ使えることを実感したようです。
また
・エダヒロが翻訳するうえで一番大事にしている正確さ
(スローガン「何も足さない、何も引かない」)
・原書の通読から初訳、練り直し、仕上げ、納品まで、翻訳を進めていく
うえで時間をどう配分するか
・誤訳の見つけ方
など、翻訳者としてあと一歩進むために役立つ話をしながら参加者のみなさんのあらゆる疑問にお答えし、内容の濃い1日となりました。
次回は9月5日東京都内での開催を予定しています。翻訳者としてさらに成長したい人たちと一緒に翻訳力を高め合えることを楽しみにしています。