先日、ノースフェイス、ヘリーハンセン、スピードなどのブランドでおなじみの、スポーツアパレルメーカーゴールドウインさんで社員の方向けに講演をさせていただきました。
コロナウイルスの影響で開催延期となっていたのですが、おかげさまで無事、開催の運びとなりました。予定していた会場参加者数を半分にして三密対策をしっかりとっていただき、残りの皆さんとはオンラインで繋いでいただくハイブリッドスタイルでの講演となりました。
今回お話しさせていただいたテーマは「海洋プラスチック問題」です。
「そもそもプラスチックとは?」といったプラスチックの歴史から、なぜ今これほどプラスチックの問題が深刻化してしまっているのかについて現状と背景、さらにそれに対する世界や日本政府や企業、NGO等の動きや事例などをお話ししました。
グループワークや個人ワークでは、「プラスチック問題はゴールドウインにとって、どういう意味があるのか、またそれは重要なのか、そしてどう取り組むべきか」について考え、プラスチック問題のビジネスチャンスやリスクについても議論しました。
皆さんからのフィードバックを一部ご紹介します。
・現在の問題と昔の問題は変わることがあるということ。(昔はプラスチックでの代替を促進していた、ということ)
・ハワイ大学発表の海洋プラからメタンガスが発生し温暖化に直結していることに驚いた。マイクロプラの根本から断たなければならないと実感した
・現在の状況、他社の取り組み状況が纏めて理解できた。ワークショップ形式は良かった。
・意識の高い消費者の方以外にもこれからさらに環境に対して皆の意識が高まることは必然的で、その市場動向の先を見据えた企業の形が必要になってくるということ。環境保全が注目されている今だからこそ、何をどうするか慎重に見極めることが大事。そして自分自身も今以上に広い視野で、できることをやっていこうと思った。
プラスチック問題への対応をさまざまに進めてこられているゴールドウインさんですが、本日の講演を通じて、さらに前に一歩進めていくきっかけになればうれしいです。