おとといは、『7分後、7年後の幸せなあなたへ』の出版の打ち上げ。編集者とイラストのこじまさんと4人で盛り上がり、楽しかった。
この本を読んだら喜んでくれる人、肩の力を抜いてくれそうな人、気がラクになるかもしれない人、ちょっと何かに気づいて一歩進める人……にこの本を届けるにはどうしたらいいか?といろいろとアイディアが飛び交う。ワインを飲みながらだからの突飛&素敵なアイディアもあって、編集者がさっそく実現可能か、進めてみてくれると言う。楽しみである。
何より編集者もイラストレーターも著者も、みんなこの作るプロセス自体(いま・ここ)が楽しかった!というのがよかったなぁ。幸せな本ですよねー、と言ってもらって、本当にそう思う。
昨日は、フェリス女学院で「女性のキャリアについて」という就職課の講義。おととし、このシリーズが始まったときに、担当の方が、朝日新聞に載っていた私の話を読んで、「ぜひこの人に」と声をかけてくれて、そのときは30分、自分のやってきたことなどを話したのだが、昨年から90分の時間をもらっている。
3年とも同行してくれているこの大学出身でJFSのボランティアスタッフをやってくれている人が「毎年違う話ですね!」と言ってくれたが、今年はひそかに企んでいることがあって、いつもより念入りに準備をしていった。実際に喋る時間の数倍、準備に時間をかける。
私がいろいろやってきたこと、何を考えながら、何をめざしてやってきたか、何が効いて、何に気をつけるとよいか、何が大切なことか、自分のビジョンをどう考えたらいいか、大学生だからできることは何か、などなど、少しでも役に立てばうれしいと思いながら話す。
実際に就職活動をしている人、まわりが決まっていくのにまだ決まっていない人もいる。
「就職面接で落とされたからって、それはアナタの人格が否定されたわけじゃないのよ。ただ、アナタの提供できるものと相手の欲するものがミスマッチだった、ということ。自分自身を否定されたと思わないで。自分はダメなんだ、と落ち込まないで」と、思わずエールに力が入る。私も就職活動をしたときに何度も落とされた経験があるのだ。あのときの落ち込みや暗い気分、焦る心がいまでもありありと思い出せるからだ。
「自分が提供したいもの、提供できるものが大事なものだと思っているなら、そして、受け取ってくれる人が今現在いないなら、仕事や肩書きを自分で作っちゃえばいいのよ」
という話をしてきたんだー、とハムスターのプチに言ったら、「その結果、通訳・翻訳・環境ジャーナリスト・会社の代表・NGOの共同代表・英語学習コーチ・自分マネジメントコーチ……と、やっていることを書いていくと、名刺にいっぱいになっちゃって、自分の名前が入らなくなっちゃうよ、ってことも伝えた?」だって。
んもー。確かにそうなんだけどさー。(^^;
そして、私のひそかな企みが実を結ぶかどうか……(本人は結ぶと信じてる。^^;)
さて、半年ぐらい前から招聘準備をしてきたアラン・アトキソンが今日到着する。うれしいなぁ!
「会うのは、9月のハンガリー以来2度目なんでしょ」とプチが言う。そのとおりなのだが、信じられないなー。何か昔からいつもお喋りしてる仲みたいで。
今日は夕方に対談が1本。私は通訳。どんな話が聞けるか、楽しみである。あと3時間ほどで成田着の予定。