去年の秋ぐらいから、ある本の企画を相談している。
本の企画というのは、「別にその本がなくても誰も困らない」という状況である(言ってみれば、自分だって、思いはあるけど、別に出ないと死ぬワケじゃない)。そのなかで、何とか作ろう、と思うと、じりじりと進めて行くにはコツがいる。ということがわかり、今回いろいろ「進めるくふう」を試している。
おかげで、じりじりと進んでいるようだ。ところが、編集者から私が想定していた対象や内容とちょっと違うイメージの仮タイトルが届いた。
うーむ。ずれてるみたい……。
しかし、ずれているのはあちらか、こちらか。(これを「胡蝶のずれ」という、^^;)
うーむと思って、そのタイトルから考えてみたら、けっこう面白くアイディアが出てきて、考えていなかった方向に広がり出した。あは、これは面白いや。
と1日半ぐらいかけて、最初の100倍ぐらい広がった(そして深まった)企画書に書き換えて再提出。さて、どうなることやら。今度は編集者が、「ふーむ。ずれてるみたい……」とつぶやいてるかもしれないが。(^^;
さて、今日はカタログハウス「通販生活」の取材。今回の回収ルートを辿る旅は、割り箸である。これはぜひ扱いたかったテーマなので、楽しみ。私が現在知っていること以上に、何がわかるか、というのがいちばんの(個人的)焦点である。
今日の取材はいわき市へ。上野8時発。そろそろお弁当を作って出かけようっと。