夏休みの珍道中の途中で、鳥羽水族館へ行ったときのこと。とても楽しかった。
私はむかしから、水族館が好きで、大学時代は落ち込むと(当時はけっこう落ち込む人間であった。いまとなっては考えられないけど。^^;)よく上野動物園の近くの水族館へ行っては、薄暗い館内で魚やは虫類になぐさめてもらったものだ。
入ってすぐに、熱帯魚の大きな水槽があって、「ニモ・ファン」でにぎわっていた。
うれしかったのは、マナティやジュゴン、オウムガイなどに会えたこと。オウムガイはいろいろと深い意味があって、ある人にもらった化石を持っている。実物も化石みたいにじっとしていた。
ところで、ジュゴンは雄と雌がいるという。雄の水槽に「オス:ジュンイチ」と名前が付いていたので、なんだかドキドキしてしまったのだが、雌の水槽には「セレナ」という超カッコイイ名前が付いていた。せっかく「ジュゴンのジュンコとジュンコ」という写真を撮ろうと思ったのに~、と残念であった。(^^;
ところで、私はアシカやイルカのショーが大好きである。必ずいちばんまえで見ることにしている。「アシカのショーで泣く人って珍しいと思うよ」とハムスターのプチによく笑われるのだが、あのアシカ君の心からの偽りのない信頼そのものという努力を見て、泣かない人がいるなんて、信じられない。
今回も、ショーのまえの練習から、前列でみながら、もううるうるである。
ところで、ショーが終わって、会場から出るとき(前列だったのでいちばん最後だった)、右手の前方のベンチに貼り紙がいくつもしてあるのに気づいて、近づいた。
こりゃいい! この貼り紙に、私はますます鳥羽水族館が好きになったのであった。