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えだブログ

2004
Oct
18

迷子の予想確率?

2004年10月18日

 今日は午後、東大での講義。「環境問題と情報発信」というテーマで、これから専門課程へ進もうという工学系の大学生が対象。

 今年で3年目になるのかな、今回はまったく新しいプレゼンをしようと思った。ので、昨日までアイディアを練っていたのを、今朝パワーポイントに仕上げる。

 デニス・メドウス氏がバラトングループでおこなったプレゼンのファイルをくれたので(彼はいつでも、どういうふうに使ってくれてもいいから、と言ってくれる)、「成長の限界」から30年たって、というシミュレーションのグラフや彼らの結論も伝えようと思う。

 プレゼンの資料づくりが終わったところで、今日のルートづくりである。今日は、朝9時から白金台での打ち合わせ、午後の東大、夕方の環境省(大臣との座談会)、夜のプロジェクト会合と、都内を渡り歩く予定なのだ。うち、はじめていく場所2箇所。迷子確率80%。(_ _;

 そういえば、今月末に翻訳書が出る Talk your way to the top という、人前で話す場面で、何を考え、どう構成して、どう話せばよいか、という本の原書のCD版を注文していたのだが、ようやく届いた。

 聞いてみたら、面白いことに気づいた。翻訳をしているので、もう何度も何度も読んで、練って、さらに読み返している原文である。

 しかし、耳で聞くと、またイメージが違うのだ。腑に落ちる表現が見つからずにとても苦労したところも、聞いていたら、ふっと「あ、これじゃん!」という日本語表現が浮かんでくる。なんてこった。

 目から入る情報と、耳から入る情報は、書き起こせば同じであっても、実は違う情報なのだ、ということをうすうす感じてはいたけど、自ら被験者となって体験してしまったのだった。面白いことである。

 世の中には本当に面白いことが尽きないので、面白いよなあ、と思う。
(ところ、でこのように、お金をかけずに楽しんで満足してしまう人間は、経済活動に貢献しない「不経済な人間」と言われる。不経済、バンザイ!である。^^;)

 

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