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えだブログ

2004
Oct
23

日中産学官交流機構シンポジウム

2004年10月23日

 昨日は、中国、農業、食糧などの専門家や企業の方が集まる場で、「21世紀の危機:環境・食糧・水-日中は危機を乗り越えられるか」というテーマでの基調講演とパネルディスカションだった。

 私は中国の専門家ではないし、日中の話をする前に、世界情勢をちょっとまとめておいて、と依頼された内容も、「ちょっと」でできるようなことではないのだが、このようにちょっと背伸びしなくてはならないお題は善玉のストレッサーである。

 中国の話はレスターからいっぱい聞いているし、世界情勢は、そうだ、このあいだのバラトンでもらったデニスのプレゼンのグラフを使わせてもらおう、せっかくだから、「じゃあ、どういう枠組みで考えるべきか」として、やっぱりビジョンとバックキャスティングの話をさせてもらおう、と内容を作っていく。

 不思議なことに、どの講演の準備をしていても、何時に開始をしても、家を出るだいたい20分まえに完成するのである。それから、わ~と着替えて、飛び出すことになる。

 いわゆる「環境畑」ではない人々が主だったのだが(これは参加者名簿でだいたいわかる。それから、エコ界ではよく知られている概念を紹介するときに、「この言葉をお聞きになったことのある方?」と手を挙げてもらったら、150人以上の会場で3人しか手が挙がらなかったので、ここからも確信した)、とても好評だったようで、ほっとした。

 主催者の方々もほっとされていたようだった。ある方の推薦とはいえ、知らない人に大事なシンポジウムの基調講演とパネルを頼むわけだから、心配されていたと思うもの。

 終了後、場所を変えて懇親会だった。数十人でにぎやかに楽しかった。「これまで環境の話は聞いたことがなかったですけど、興味が出てきました」「いま製品の売り方で悩んでいることがあるんですが、ヒントをもらいましたよ!」「ああ、こういう話し方をすればいいんだ、と参考になりました」などと声をかけて下さる。みなさん、優しい方々なのである。

 ある参加者が「いやー、最初はプロフィールを見てね、通訳だ、環境ジャーナリストだ、って書いてあるから、東大出のインテリが出てくるんだろ、と斜に構えていたんですけどね、よかった、本当によかった!」とほめてくれたよ、と言ったら、ハムスターのプチが「それって、誉め言葉かなあ?」(^^;

 これから友だちになりそうな人と、これから戦略同志になりそうな人にも出会えた。これまでご縁のなかったグループに引き合わせて下さった方に感謝!である。がんばって背伸びをして少し背が伸びました。新しい出会いがありました。またまた面白くなりそうです。とメールを出そう。

 昨日はほかにもハッピーなことがあった。ひとつは、『ライオンボーイ』の第3巻の英語がもうじきできそう、という連絡。来年のお正月は『ライオンボーイ』で明けるかな。(^^; 

 もうひとつは、デニスから来年のバラトン合宿の日程の連絡が来たこと。楽しみだなあ! それからもうひとつ、これはまだ誰にも言えないことだけど、面白い話が進むかも、という感じ。

 と、楽しい来年へ進むためには、11月の関所を越えなくてはならない。11月は1~8日ヨーロッパ出張。英国でのアランのワークショップに参加(私も1コマ持つらしい)と、アランとオダさんとの打ち合わせである。そのあと、9~12日までレスター・ウィーク。

 その後の2週間に、講演が9回(うち、飛行機が4回、新幹線が2回)、国際会議が2日、あいだに打ち合わせがあちこち、というけっこうタフなスケジュールになっているのである。

 「さすが、勤労感謝の日の生まれだよね~」とプチはスケジュール帳を見て呆れているが、そうこうしているあいだに、今年もひとつ歳を取ることになる。

 スケジュールが詰まっていると「忙しくて大変!どうしよう!」となりそうだけど(かつてそういうこともあったけど)、いまは、「詰まってても詰まってなくても、時間の流れはいっしょ。1日24時間もいっしょ」と悟っているので、転ばないようにだけ気をつけて、大縄飛びを楽しんでいたら、あら、もう終わり?という感じになると思う。

 それでも12月にはちょっと長めの「タイム」を取ろうと思っているけどね。(^^;

 

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