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えだブログ

2004
Oct
27

どんぐりと思いつき

2004年10月27日

 日曜日は曇のどんぐり日和の中、大人・子ども総勢20数人で近くの山へ。(私にとって近くの山、ということであって、都内はもちろん、青森から参加してくれた方もいたので、皆さんにとっては、決して近くの山ではなかったが。^^;)

 インタープリターがいてくれると、山歩きがとても楽しい。木や草や虫たちが急に知り合いの知り合いみたいに、親しく懐かしい感じがしてくる。

 私は山のひんやりした感じが好きだ。風が見える。落ち葉の乾いた温かさが聞こえる。すぐ近くは住宅だというのに、頭上では何種類もの小鳥が元気に鳴いている。ほの暗い山は「神隠し」と背中合わせだということがよくわかる。

 小さい頃、野山育ちだったせいか、私は目が利くのである。特に、キノコ狩りとか、ワラビ狩りになると、ほかの人には見えないものが見えるらしい。感覚的にどこにありそうか、わかるのである。

 この同じ感覚が、どんぐり拾いにも通用したようで、ひとりで300個以上拾った。夢中になって拾って歩いている私に、事務所のスタッフが「足、気をつけてくださいよ」と心配してくれるほど楽しかった。(^^;

 あとでみんなで数えたら、全員で1200個ぐらいだったので、かなりの貢献度?であった。このどんぐりがどうなるかは、乞うご期待! 

 かくして無事下山し、イーズのスペースで5時から宴会。加藤さんがとってもおいしい雲白肉片を作ってくれて、みんなで山盛り食べる。ホットプレートの焼き肉、お寿司、ピザ、そしてビールは足りなくなってしまった……。

 例によって私の思いつきではじまったプロジェクトに、次々と加わってくれる人が増えて、しかもそれぞれの分野のプロが自分の得意やスキルやコネクションを提供してくれるので、本当に面白いコラボレーション型プロジェクトである。

 そうこうして、解散したのは12時過ぎ。3時間山を歩いて、7時間飲んだ計算になる。決してダイエットのための運動にはならなかったことは確か。(^^;

 しかし、翌朝起きたら、最後まで残っていた肉離れ後のふくらはぎの筋肉の吊る感じがうそのように消えていた。びっくり!

 「山の斜面を歩いて、ストレッチになったのかなあ」と喜ぶ私に、ハムスターのプチは、「神戸牛みたいに、ビールで柔らかくなったんじゃない?」と言う。うーむ。難しいところである。しかし、「どんぐり&ビール療法」として、肉離れの治療の仕上げに使えそうである。(^^;

 というのんきなことをやっていたので、月曜日は1日、カタログハウスの「通販生活」の回収ルートを辿る旅の原稿で大忙しだった。今回、涙の最終回なのである。

 「もう4年になるんだね……」と先日の取材の時、編集者とカメラマンの中岡さんとしみじみ振り返ったが、出てくる思い出は、主に「どこで何を食べたか」であった。どういうチームなのだ?(^^;

 昨日は仕上げて送る。そのほか、来週月曜にヨーロッパに発つまえに終えなくてはならない仕事が山になっているので、1つずつ進める。

 そういえば昨日、翻訳していた「いろいろな場面で、どう考え、どう話すか」の指南書、『デーリー先生の話し方コーチング』のサンプル本が届いた。明るくオシャレな本になっていてうれしい。

 そうそう、前から思っていた思いつきを、サンマーク出版の編集者に伝えたら、「エダヒロさんの思いつきを少々練るのが前世からのミッションのような気がしているので(笑)」とさっそく練ってくれるそう。『人生に必要な荷物、いらない荷物』『朝2時シリーズ』をずっとやってくれている編集者である。

 うれしいなあ。思いつきを拾って広げてくれる人がいるって、幸せだなあ。そういう点でも、私はとっても幸せな人間である。安心して、どんどん思いつける!(^^;

 

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