昨日は14時間翻訳をやっていたのだけど、思ったところまでいかなかった。「それだけやってもいかないというのは、そもそもの想定の根拠が間違ってんじゃないの?」とハムスターのプチが言うが、そんな気がする。(_ _;
しかし間違っていてもいなくても、やるしかないわけで、しかも「だからもっとまえにやっておいたらよかったのに」とも言えるのだけど、自分では「まえにはまえにやらなくちゃいけないことをやっていたのだから、やっぱり仕方ない」と素直に思ってしまうので、反省せずに、黙々とやるのみ。
いまやっているのは、『成長の限界-30年後』という本で、デニスたちが30年まえに書いた『成長の限界』、10年まえに書いた『限界を超えて』の続編にあたる。いやはや、すごい本である。翻訳しながら、本当に感心している。
進まないのはその感激だけではなくて、いまは翻訳の見直しを『限界を超えて』と突き合わせながらやっているのだけど、これがまた、進まない原因なのだ。
続編というか、新版というのか、『限界を超えて』をベースに書いているので、10年まえの本と比べて、同じ文が残っているところ、修正されたところ、削除されたところがある。これを確かめつつ2冊を読んでいくと、この10年間に地球がどう変わったのかがわかる。10年前より良くなっている、希望の持てるところはどこで、10年前より悪化しているのは何かが、手に取るようにわかる。そして、微妙な書き方や表現の修正から、デニスたち筆者の思いが伝わってくるのだ。つい、たちどまってしまうのである。
ついでに欲張りな私は、『限界を超えて』の訳文に「あ、これいい表現!」「これも使えそう!」というのを見つけると、次回から自分でも使えるようにピックアップしているものだから、これも遅れの原因(この作業は次には活きるのだけど、いまは遅れの原因となる)。
もうひとつは、自分がこれから力を入れてやっていきたいことが、まさにこの本に重なるので、つい、今後の活動に思いを馳せてしまうのである。だって、つい、いろいろなアイディアが浮かんで来ちゃうんだもの。そして、こういうアイディアは浮かんだときにキャッチしないと、2度と思い出せないことも、これまでの経験からわかっているので、キャッチして、メモしたりしていると、また別のアイディアが出てきちゃったりするものだから、進まなくなっちゃうのである。
今日はがんばって早起きしたので、16時間ぐらいできるかな。がんばろーっと。