愛知博の市民パビリオンでのトーク、楽しかった(寒かったけど!)
「きのころ」の紹介もちょっとして、そのためにサンプルを持って行っていたのだけど、終わってから、前の列でお父さんの膝の上で、おとなしくずーっと聞いていてくれた小さな女の子にプレゼントした。1時間近くも寒いところで退屈だっただろうに、ありがと。ちっちゃなご褒美です。
今回あいだに入ってコーディネートしてくれた人が、私をバス停まで送りながら、「そのバイタリティの原動力は何なのですか?」と本気で聞いてこられた(質問の本気度はわかるものである)。
うーん、ビールかな?と答えようと思ったけど、本気じゃないお愛想の質問だったらそれでよいのだけど、結局「うーん」としばらくうなって、「好きってことかな」と答えた。それ以外、答えられないなあ。
だいたい、自分にそれほどのバイタリティがあるとも思っていないし、何かすごい原動力を内に秘めているつもりもないのだ。自分としては淡々とやっているだけ、なのだけど。
ここ数ヶ月、この3年ほどの自分を振り返る機会があって、あれこれとつらつらと考えている。3年前の自分はそのときの自分を好きだったけど、いまの自分はもっと好きだなあ、と思う。そう思えることはとても幸せなことである。3年後はもっとそうなっていそうで楽しみだ。
この3年間にいろいろなことを考え、学んできた。そのうちのひとつが「悲しみは人生の自然な一部であり、私は悲しいと同時に幸せでもいられる」ということだ、と気づいた。活動する中ではじめてわかることがたくさんある。
たぶん、こういうこと(自分にしかわからないことも含め)にひとつずつ気づいたり、いろいろなことを考えたり、感じたりすることに、とても興味があって、面白いと思っているその気持ちが、原動力なのかもしれない。
ひとつ明確に言えるのは、外部に依存している原動力(世間に認められるとか、だれかに誉められるとか)の比べて、外部に依存していない原動力(面白いからとか、自分が知りたいからとか)の方がきっと強いし、ラクだということだ。
さて、今日から2日間「一年の計を立て、自分マネジメントシステムのコツを身につけるワークショップ」だ。昨夜小淵沢のホテル入り。
今日も快晴だ。どんな出会いがあるのか、どんな展開があるのか、どんな時間をデザインできるのか、ファシリテータとしても個人としても、とても楽しみである。