「一年の計を立てるワークショップ」から帰宅。今回もそれぞれの人生のこの時期に、こうして時空を共にする“必然”に思いをめぐらせながら、濃い時間を過ごす。あわただしい日常ではなかなか得られない、異質な大事な時間であってくれれば、と願う。
うれしいこともいくつもあった。みんな、それぞれのやり方で、自分の中の何か大事なものを再発見し、おそるおそる触れ、そっと抱きしめている。たったそれだけで、顔の表情もその人の感じも、大きく変わる。これが忘れていたスタート地点なのだと、これからも自分を抱きしめて進んでほしいと、心から願う。
そして、愛と同じく、涙も非枯渇性資源であることを知る。確かに「涙が枯れる」とは言うけれど、「アナタはもう一生分の涙を流したから、もうオシマイです、これ以上出てきません」ということはない。
泣いているときはあまりに自分のことしか考えられなくなるので、泣くのはなあ、、、と思ってきたけど、涙をこぼすぐらいはだいじょうぶだ、と最近わかってきた。特にファシリテータをやっているときは。
さて、ワークショップから帰宅した翌日、つまり昨日から「ライオンボーイ」第3巻の翻訳のために、自主缶詰である(今回は一泊だけだけど)。
「ホテルに缶詰って、本当は出版社が払ってくれるんじゃないの~?」とハムスターのプチが言う。「そこまで偉くないからねー」インスタントコーヒーをガラス瓶に詰めながら私。
「それって、缶詰というより、瓶詰めだね」とプチ。……というわけで、持参したコーヒーを飲みながら、ホテルで瓶詰めになっている私です~。(^^;