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えだブログ

2005
Jun
28

パーソナル・ヒストリー

2005年06月28日

 「パーソナル・ヒストリー」というファイルがある。10年以上まえから、「何年何月に、どういう達成事項や成果物があり、新しいことを始めたか」を記録しているものだ。組織を作ったとか、本を出したとか、大きなものだけに限っているので、1年に5~10行ぐらいだ。

 昨日の朝は、そろそろ1年の折り返し地点にさしかかり(なんて早いこと!)、大きな山場をいくつか超えたところだったので、一息入れながら、このファイルを書いていた。

 それにしても!と我ながら感心する(というか呆れる)。去年のところを見ると、よくもまあ、こんなにいろいろなことを始めて。。。と。(^^;

 でもそのそれぞれがいまにつながっていることはうれしいことであるよ。子どもの時に、地面に○をいくつも書いて、小石を投げ入れて、ケンケンで取りに行った遊び(なんていうのかなー、あれは?)を思い出す。自分で石を投げておいて、自分で取りに行き、そこからまた先に、石を投げる......の繰り返しで、先へ進んでいるような気がする。(ときどき、あらまー、というぐらい遠くに投げちゃったりするのだが。^^;)

 先週末、自分マネジメントコースで、「時間」の話をした。「時間はありすぎるか、なさすぎるかのどちらかなんですよねー」といって、1日の時間や集中力を上げる話などをしたのだけど、「もっと長いスパンの、人生の時間についても考えたい」という声があった。
 
 そうだと思う。確かに私は、遠近両用めがねのように、望遠鏡をのぞいたり、顕微鏡をのぞいたりして、時間とつきあっているのだが、マクロに見るにはどういうエクササイズがいいのかなーと考えている。たぶん、パーソナル・ヒストリーというのは、ひとつの方法かもしれない。

 そのあと、本の企画書を何本か書いた。再校が終わったとたんに、次の企画を進め始めるのだから、やはり好きなんだなー。別に本を出すということが好きというわけではなくて、執筆にしろ、翻訳にしろ、「伝えたいコト」があるので、どうやってカタチにできるのかなー、と思うのである。今回の「伝えたいコト」も強いぞー。しかも、いくつもある。(^^;

 そういえば、やはり年に数回、ときどき思い出したようにアップデートしている「本・翻訳書」のメモがある。「構想段階」「出版社との企画段階」「進行中」「終了」「刊行済み」というステージごとに、本や翻訳書のなまえをリストにしたものである。

 数ヶ月ごとに、まえのを残したまま、付け加えるカタチでつけているので、1冊の本が「構想段階」から少しずつ進んで、「刊行済み」にたどりつくようすがわかる。なるほど、これをパイプラインっていうんだなー、と実感。なかには、途中で詰まってしまっているものもあるけど。(^^;

 去年の12月から自分の仕事時間を計測している。おかげで、今回だって『ライオンボーイ』③の翻訳に、全部で何時間かかったかがわかっている。『地球のなおし方』の企画から執筆、校正までの時間もわかっている。おかげで、今後の仕事時間のだいたいの見積ができる。

 この見積とパイプラインの把握があれば、そうそうしんどい羽目にはならないはずなのだが、しかし、「伝えたいコト」があるかぎり、「構想段階」に入ってきたがるネタは引きも切らず、いくら見積があっても、やっぱりだめかなー。(^^;

 で、昨日は取材が3件、出版社との打ち合わせが2件であった。取材は①きのころ、②早起き、③早起き であった。世の中は早起きブームなのだろうか??? ③はJ-WAVEで明日放送予定。②はPHPカラットという雑誌で、8月20日発売予定だそう。

 PHPカラットの方々は「早起きのイメージが変わりました~」とおっしゃってお帰りになった。きっと早起きはツライものだと思っていらしたのだろう。それにしちゃ、やけに楽しそうに「もうやみつきになっちゃって」なんて話すものだから、びっくりされたに違いない。

 でもほんと、朝2時起きは、「やめられない、止まらない~♪」である。でなかったらやっていない。根性を鍛えたり、人格を高めるためにやっているわけじゃなくて、単に気持ちいいから、単に楽しいから、だもの。私が私であるための必須の時間なのだ。

 さて、今日は、お昼にJFSのミーティングがあって、そのあと、三島へ。夜講演とパネルディスカション、懇親会。1泊させてもらって、明日は国際女性ビジネス会議の分科会打ち合わせ。今年は分科会2つに登場することになっていて、なかでも佐々木かをりさんとの対談は「人生脚本を書く~夢を実現するタイムマネジメント」なんて、素敵なタイトルがついていて、楽しみである。

 ずいぶん前にこの会議に通訳者として派遣されたときには、「ほー、すごい会議だなー」と見ていたのだが、こうして自分もそのなかに入ることになるとは、知るよしもなかったのであった。そしてもちろん、なかに入ってこその楽しさや広がりを知ることができ、本当にありがたいことであるよ。

 今回の会議も必ず何かにつながると確信している。こうしてパーソナル・ヒストリーが、鍾乳石のようにちょっとずつ伸びていくのね。

 

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