サントリーホールは、ガラ<正装コンサート>に集った人々でキラキラ輝いていた。久しぶりのクラシック・コンサート、よかったなぁ!
コンサートは壇ふみさんの司会で、それはそれは豪華キャストで進行し、最後にプログラムにない演目がまたまた素敵で、最後の最後は、サントリーホールのガラコンサートの恒例らしいのだけど、客席も全員で立ち上がって「威風堂々」を合唱団といっしょに合唱したのだった。すごーく楽しかった~!(休憩時間に合唱団が出て、練習をつけてくれるのである。これも楽しい;)
あまりこういう華やかな場に慣れていない私は、「正装」というのがどうも気になって、入口で「それでは入れません」と言われたらどうしようか、「いえ、今日は清掃の人たちの政争に巻き込まれて悽愴なる日を過ごしたために、清爽と登場することができず、でも、say soっていいますし、so って言うから入れて下さい」と言い訳しよう、と行きの電車のなかでは正装で頭がいっぱいだったのである。
もちろん、入口の人はにっこり笑って入れてくれたし、きらびやかな人々をそっと眺めて、正装研究したところ、私は下(カジュアル)から下位5パーセンタイルぐらいだったので、まあ、許容範囲かな、と。一応、黒を着ていったので、ナントカなったわけである。
うっとりするほど素敵なドレスの女性たちもいて、「おお、あれこそが正装!」と感動。しかし、こういうドレスはうっとりするほど素敵な女性が着るから素敵なのであって、自分で着てみたいとは思わないけど。。。(背が低いので、ひきずって転びそうである)
おお、これからときどきはクラシック・コンサートにも行くぞ~!と思いつつ、はらぺこで帰宅。なにせコンサートは18時に始まったのだが、終わったのは21時半。きらびやかな方々は隣の全日空ホテルや近くのレストランに流れていったのだが、私はそのまま帰宅したからだ。
ハムスターのプチが「それなりにせっかくの正装だったんだから、食べてくればよかったのに?」と言う。「うーん、だって一人だったし、こぼしちゃいけないと思って」と私。
「どんな食べ方してんねん?」と目をむかれたが、帰り、ちょっと遠い地下鉄の駅まで、「威風堂々」を歌いながら歩いていったのも楽しかったよ。まわりの人たちは「畏怖同道」だったかもしれないけど(^^;
ところで、11月に新潮社から出る予定の本の書名が決まった。
『思えば、そうなる!
―なりたい自分になるための7つの扉―』
プチが「『思えばそうなる!』って、アンタの場合、そうなったことだけ覚えているからじゃない?」と笑うのだが、けっこう鋭い指摘である。
記憶力がよくないうえに、「覚えておこう」という意思がほとんどのばあい働かないので、すぐにどんどん忘れてしまう。特に、失敗したことや悔しかったことなど、都合の悪いことはすぐに忘れちゃうからだ。(精神衛生上とってもよろしい)
ときどき、いやな思いなどをしたときに、「いつまで私はこれを覚えているだろうか?」と推測することがある。3日後とか、1週間後とか。
でも結局、そう思ったこと自体を忘れちゃうので、推測の精度についてはいつまでたってもわからない。(^^;
おお、そうだった、こうして道草を食っていてはいけないのだった。プロジェクト進行中!なのだ。真剣に進めなくては。。。
といいつつ、今日は朝からなんだか本の企画が10も20も浮かんでくるのだ。そのたびに調べたり、アメリカにメールを打ったり、道草しているので、やるべきことが進んでいない。。。
そういう日和なのかしらん? ま、人生は道草、っていうし。(なんのこっちゃ?^^;)