ホーム > えだブログ > タイムスリップ

えだブログ

2005
Nov
12

タイムスリップ

2005年11月12日

エルネオスという雑誌で、元木昌彦氏がインタビューコーナーを持っていて、そのなかから何編かまとめた本を出された。『日本の大事な話』。私もインタビューしていただいて登場しているので、つい2日ほどまえに本を贈っていただいた。

「森永さんも載っています」とスタッフが教えてくれたので、昨日の朝は、その本を読みながらテレビ局へ向かう。「森永卓郎 朝はニッポン一番ノリ!」という朝番組に10分ぐらい、生出演するため。

ところで、この『日本の大事な話』、とても読みやすく、面白い。それぞれコンパクトながら、主張とメッセージがきちんとわかりやすく出ているのは、聞き手の元木さんのすばらしさ。私にインタビューして下さったときも、きちんと下調べをし、本を読んでいらしていたので、さすがプロだと感動したのだ。

さて、テレビ局へ着いたら、スタッフの方々が「この番組は、朝5時からの番組なので、ぼくらも2時過ぎに起きてるんですよー」と。仲間だ~。こんなに朝2時起き密度の濃い空間は初めてかも。(^^;

時間が来て、スタジオに入った。ぬいぐるみのパンダさんがいるのかと思ったら森永さんだった。(^^;

頭の切れを表面には出さない絶妙の運びで、楽しくスムーズにおしゃべりさせていただく。さすがだなー、睡眠3時間ぐらいだそうだけど、すごいなー。

終わってテレビ局を出たのが8時。次の仕事は、13時から朝日新聞社のシンポジウムのパネル・コーディネータ。11時半の待ち合わせ時間まで、3時間半。この時間に、週末出張の準備を整えなくてはならない。

ということで、昨日どこで仕事ができそうか、いろいろと調べてみた。ホテルのデイユースで数時間、というオプションも調べたけど、数千円かかるので、ちょっともったいないなー、でも3時間も喫茶店はやだなー、静かなところで集中してやりたいなー、と考えていて、ふと思い出したのである。

いまから20年近くまえ、OLをしながら、保母の資格取得のための勉強をしていたことがある。そのとき、とても勉強に適した空間を見つけて、ときどき愛用していたのであった。高田馬場有料自習室である。

大学受験の学生さんたちが、黙々と熱心に勉強しているところだ。たしか、1時間200円ぐらいで机を貸してもらえたなあ、、、と思い出して、ネットで調べてみた。

そうしたら、まだ健在であることがわかった。懐かしさ半分で、高田馬場に出てみた。駅からすぐ。(過去に何度も行った割には迷ったが……^^;)

1時間250円。2時間半ぐらいかな、と言ったら600円にしてくれた。「大昔に資格試験の勉強に、来たことがあるんです」と言ったら、受付の人が懐かしそうな顔をして「じゃ、まえの小さなときだね。あれから建て替えてね」と。

そして、机と椅子と蛍光灯とハンガーしかない小さな空間に浸って、心ゆくまで仕事ができたのであった。ああいう場にいると、さぼる気がしない。みんなもそう思っているんだろうな。面白いな。場の力、である。

帰りに、「また来て下さいね」と温かく送り出された。ああ、昔もそうだったような気がする……。また来よう。(今後は迷わずに行けそうである。。。)

朝日新聞社のシンポジウムはとても面白かった。パネリストが個性的ながら、上品でコラボレーション精神に富む方ばかりだったので、私もスゴク楽しかった。このシンポジウムのもようは、12月1日の朝日新聞に掲載される予定とのこと。

さて、今日はお昼に家を出て、徳島へ。夜、徳島大学での一般の方向け講演会。一泊して、明日の朝、長距離バスで難波へ移動。そこから近鉄に乗り換えて、三重県松阪へ。(ちゃんと着けるかな~?) ワークショップのファシリテータをして、夜帰京。

そして続けてあさって、国際会議の同時通訳なので、移動しながら準備をしなくては。

といいつつ、長距離バス、楽しみだなー。(^^;

 

このページの先頭へ

このページの先頭へ