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えだブログ

2005
Nov
15

徳島~松阪

2005年11月15日

徳島県での講演、熱心な方々がたくさんいらしていた。ごみゼロ阿波踊りの取り組みについても知ることができ、思わず力を入れてエールを送ってしまった。JFSのボランティアさんやメールニュースを読んで下さっている方もいらして、声をかけてもらえてうれしかった。

翌朝6:30、薄暗い中、高速バスに乗り込む。けっこうお客さんがいるなあ。

徳島から出発してすぐ、海沿いを走っているときに海から朝日が昇った。海側の窓側でよかった~! 窓に張り付くようにして見入っていた。でも、ほかの乗客は寝ているか、しゃべっている。なんだか、人生みたい……。


PIC_0069.JPG

太陽が昇りきって、白い「いつもの顔」になったあとは、2時間たっぷり、マイ企画タイム。移動中はゆらゆらと揺られるためか、いろいろなアイディアが出てくるのだ。5年分ぐらいの仕事を企画してしまった。(^^;

徳島から2時間ちょっとで難波に到着。近いのねー。そういえば、徳島と東京間にはフェリーがあることを知った。次回はフェリーで行きたいなあ。18時間。50年分ぐらいの企画ができそうである。(^^;

難波から近鉄で、松阪へ。5月に講演で呼んでもらったときに、「今度はぜひワークショップで実際にやってみましょう!」と呼びかけたのに応えてくださったのである。30人ほどの木材業者さんたちとシステム思考のワークショップ。とても楽しかったし、楽しく新しい気づきにつながったようで、よかった。

名古屋までの近鉄で一眠り。名古屋からの新幹線では寝られなかったので、チャールズ・ハンディを読み始める。むむ、これは……。

かくして、週末の徳島~松阪出張は無事終了したのであった。徳島のおいしいおやつ、ありがとうございました~。m(_ _)m (余談だが、ハムスターのプチは、私がおやつをもらいに仕事に出ていると信じている。今回のようにおみやげをもらって帰ると「働きがよい」と褒めてくれる。。。)

明くる日、月曜日は、「21世紀、米は地球を救う!」というテーマの国際会議の同時通訳。基調講演者の環境考古学者の安田喜憲先生の事前資料が出ていなかったため、ネットで懸命に検索をして、日英の資料を出張に持っていって、移動時間などに単語リストを作っておいた。覚えるべき単語は154個、であった。たとえば、稲作漁撈、粘土鉱物、ケイソウ、神仏習合、放射性炭素年代測定法、地母神、そしてなぜか回虫、ギョウ虫まで。(^^;

事前打ち合わせに「今日の通訳をさせていただきます」と出ていくと、安田先生、「あれ、エダヒロさんじゃないの! 通訳もやるの? 知らなかったなあ。エダヒロさんに通訳してもらえるなんて光栄だなあ。エダヒロさんだったら、打ち合わせいらないよ」と。(困るんですぅ、それじゃ。^^;)

講演の最後に、「今日の同時通訳に入っている枝廣さんが訳した『成長の限界』という本では……」とご紹介までしていただいて、通訳ブースで恐縮してしまった。。。

今回の通訳に声をかけて下さったパートナーの方と地下鉄の駅まで歩いていたら、「どうしようもない通訳でごいっしょして、いつかはブース・メイトになりたいわね、って言ってましたよね」という話になった。

私はすっかり忘れていたけど、言われて思いだした。駆け出しだった頃、本当にどうしようもない場面の通訳に、駆け出し通訳者が何人も駆り出されたことがあったのだけど、そのときに「いつまでもこういう場面で使われるだけじゃなく、いつかは同時通訳ブースで通訳するんだ!」と志気を奮い立たせたことがあるのだ。

そう、そうしてその後、その方も私も同通の仕事が増え、お互いに紹介したり、紹介してもらったりしているのである。敵はだれだかわからないけど、一種の「戦友」っていうのかな?

久しぶりの同時通訳は楽しかった。英語がまえよりもラクに出てくるのにびっくりした。どうしてか、よくわからないけど。。。

 

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