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えだブログ

2006
May
23

スイスからの招待状

2006年05月23日

International Sustainability Innovation Council of Switzerland(ISIS)のメンバーになってくれませんか?というメールが元WWF事務局長の方から届いたのは数ヶ月前だった。

スイス連邦工科大学とThe Sustainability Forum (TSF)が、グローバルな持続可能性の問題について専門家をまじえて議論し、具体的な政策提言などを出していくために、この秋に新しく立ち上げるカウンシルだとのこと。スイスが本拠地だけど、インターナショナルなメンバーから構成されるそうで、運営委員会で私の名前と活動を知っているメンバーが強く推薦してくれたそう。

テーマは「イノベーションをどう創り出し、どう持続的な効果につなげていくか」というもので、まさしくチェンジ・エージェント(変化の担い手)の必須スキルに関わるところであり、とても興味がある。ヨーロッパなどの成功事例を通じて、また理論的は枠組みを通じて、学べることがたくさんありそうだ。

第1回の会議が9月初めというので、参加すると、一度戻って、中旬にバラトン合宿でハンガリーに行くことになり、ちょっと大変かなー、と一瞬思ったのだけど、ま、いいっか、せっかくのチャンスだし、と参加を決める。

昨日、正式な招待状が届いたのだけど、カウンシルメンバーのリストを見たら、おお、国連環境計画(UNEP)の事務局長(一度通訳をして、ご一緒したことがある〜)や、インドなどで活躍され、あちこちでお名前を拝見している博士などのお名前が。面白そう〜!

日本国内でも数年前から、「女性×NGO/環境ジャーナリスト」という私のポジション(女性というのは、たまたまの生まれなのではあるが……)から、よく審議会や評議会などに声をかけていただくようになっている。審議会の女性メンバーの割合を30%から40%にしよう、なんて決まると、候補に挙がることが多いのではないかなー、と思う。もっとも、お声掛けをいただいても、辞退させていただくことにしているのだけど。

今後はきっともっと、「女性×NGO/環境ジャーナリスト」に加えて、「英語」「アジア」というキーワードで、国際的な場に声がかかるようになりそうな気がしている。特にパネルディスカションの人選で、「欧米以外の人も入れたいね」「日本とかどう?」「でも英語で議論できる人じゃなきゃね」「日本企業の人は数日でも職場を離れにくいと聞くから、そうすると、NGOかな」なんて。(ま、私も一応企業でもあるのだけど。^^;)

自分のおかげでも何でもないのだけど、こうして「たまたま」声がかかりやすいポジションにいるのだとしたら、そのチャンスをできるだけ活かして、日本のことや東洋の価値観を伝えていこう、と思う。もっと勉強しなくては力不足だけど、それでもゼロよりはマシだからね。(だいたい欧米のこういう会議には、アジアの出席者は少なく、日本からの出席者はほぼゼロである)

そして、そういう「(女性)×NGO×英語×アジア」という仲間がもっともっと増えないかなあ!と思う。すごくいっぱいチャンスが広がりつつある分野だと思うもの。自分なりの枠組みができるまでがんばって勉強し(私の場合は5年かかった)、自分でも活動し、英語も身につけておけば、とっても面白い世界が開けると思うことであるよ。

 

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