海の次は山へ。(何してるんだ〜と言われそうだが、お仕事お仕事。^^;)
一年の計を考える1泊2日のワークショップを年に2回ほどやっているのだが、うれしいことに「参加したい!」という方が多いので今年はもう一回やろうと思っている。9月9〜10日。
このワークショップはゆっくりと自分とつきあう時間を大事にしているので、静かなところ、自然のなかでほっと自分自身に戻れるところでおこないたい。
で、新しい開催地候補の下見に、1泊2日で行ってきたのである。場所は那須塩原。すごーくいいところだった。ここはよい開催地になるに違いない!と確信。
もっとも、おととい東京から1時間ちょっとの那須塩原駅に降りたときには、雷雨で、あらまあ、という感じだった。迎えに来てくれた方が「この辺は雷が多いんですよ。雷研究所もあります」と教えてくれて、面白いなーと笑っているうちに、からりと晴れて、きれいな緑のトンネルのなか、目的地へ。
2年前まではVIPしか泊まれなかったという某社の保養所だけあって、すばらしい立地と設備。研修棟も宿泊棟も、露天風呂も素敵。写真は、泊めてもらったお部屋のリビングに座っていて、ふと目をあげると見える風景。部屋には暖炉もついている。
森のお風呂に入り、森の中で寝ているみたいだった。それに思ったより近いし。9月が楽しみである。
で、1泊2日でたくさんの仕事をこなすつもりだった。だったのだけど、ドジって、外付けのハードディスクを忘れてきたので(仕事もメールもすべてここに入っている)、予定の仕事ができなかった。
で、朝2時から何をやっていたかというと、ラブロックに取り組んだのだった。「ガイアの復讐」という(すごいネーミングである)新刊について、6月末に発表することになっているのだ。
ことの始まりは、2ヶ月ほど前のこと。東大の山本良一先生から電話がかかってきて、「6月末にいつもの合宿勉強会をやるんだけど、ラブロックのあの本、大事な本だと思うので、発表しませんか」。
山本先生から「発表しませんか」と言われたら、それは「はは〜!かしこまりました!」である。読んでおかなきゃとは思っていたので、ま、いいきっかけかな、と相変わらずお気楽モードで引き受けたのであった。
そういえば、昨年も同時期に電話がかかってきて、「デニスメドウズの新しい本ね、あれ、大事な本だから、内容を発表しませんか」と誘っていただいたのだった。
こちらの「あれ」は自分で翻訳した本だから、内容はわかっているし、ついでにシステム思考の紹介もしちゃおう、とちゃっかり発表の場をいただいたのであったが、今回は「読まなきゃ」と思って、持ち歩いているばかりだったのだ。
というわけで、メモを取りながらラブロックと8時間格闘。ただ読んでいるのと、数十人のまえで発表するために読んでいるのでは読み方が違うのであって、よいチャンスをいただいたと思いつつ、読み進める。
読みながら、システム思考をやっていなかったら理解できていなかっただろう、と思う。ラブロック氏はシステム・ダイナミクスのよく知られたモデルを作っているほどで、システム思考という言葉は出てこないけど、「自己強化型ループ」「バランス型ループ」を意味する言葉などがあちこちに出てくるのだ。
せっかくだから、「システム思考的に読むラブロック」という内容にしようかな、と思っている。
さて、今日は、経産省の会合からはじまり、出版プロジェクトの打ち合わせ×2、キャンドルナイト会合、夜は竹村真一さんの「地球大学」(大手町カフェ)でのゲストスピーカーまで、盛りだくさんである。移動が多いので、ラブロックさんをお伴に行ってこようっと。(^^;