デニスのところを失礼してから、土砂降りの中を2時間ぐらい車で移動して、ドネラさんのつくったCobb Hill に到着。雨もあがってホッとする。
敷地に入ってすぐのところにあるサステナビリティ研究所をのぞいたら、「ジュンコたちへ。そのまま車で上がってきて。コモン・ハウスにいるから」とドアに貼り紙。だれもいないのにドアには鍵もかかっていない。(あとで、いつもそうなのよ、と笑っていた)
農場やサイロ、羊やラマのいる放牧場を見、牛の鳴き声(もちろん英語である!)を聞きながら、進んでいくと、こんな風景が広がっていた。
ここには、いま23世帯が住んでいる。ドネラさんの理念に賛同して集まってきた人々だ。近くの大学や町に働きに出ている人もいるし、ここのサステナビリティ研究所に勤めている人もいる。暖房やお湯などのエネルギーもエコなデザインになっていて、食べ物は、馬で耕す畑や自分たちで飼っている牛や鶏などがメインの、自給自足に近い生活だ。メープルシロップなどは売ってもいる。
なんだか時間がゆったり流れる、とても素敵な空間だ。ゲストハウスを兼ね、みんなで集える集会室もあるコモン・ハウスで、手作りで持ち寄ってくれた食事をいただきながら、いろいろとおしゃべりに花が咲く。
ここには、バラトングループのメンバーも何人もいて、私が仲良くしてもらっているダイアナもいるし、初年度参加したときにいっしょだったベスもいて、再会がうれしかった。子どもたちは、日本からの「かりんとう」がお気に召したらしく、大人たちの食卓から少しずつ持っていっては、庭で分け合って食べている。(^^;
ドネラさんが住んでいたお部屋も見せてもらった。同じ建物のなかで寝るなんて、とっても不思議な気分……と思いつつ、牧場の近くでふっと見つけた四つ葉のクローバーを手帳に大事にはさんで、おやすみなさい〜。