自宅の冷蔵庫がそろそろ古くなって、この夏を乗り切れそうになかったので、とうとう買い替えることにした。比べてみると、なるほど、容量は大きくなっても消費電力は減っている。初期投資をしても、数年分の電気代でじゅうぶんモトが取れそうである。

（古い冷蔵庫の廃棄が資源の無駄ではないかという声もあるけど、ライフサイクルアセスメントによると、それでも新しくしてエネルギー需要を減らす方がずっとよい、という結果だと、優さんが言っていたし）

というわけで、これまでのと同じぐらいの容量の、一般家庭用にしてはこぶりの冷蔵庫に決めた。（冷蔵庫が大きくなるほど、いっぱい買ってしまう。そうすると、どうしても食べきれずに腐らせてしまう食材が出る。すると、贖罪として、もっと大きな冷蔵庫が必要な気がしてくる……という悪循環に、最初から入らないためだ）

そういえば、事務所の小さな冷蔵庫も（友人の引っ越しでもらったもの）、そろそろ取り替え時であった、と思い出し、海のオフィスにもそろそろ小さな冷蔵庫がほしいな、と思ったので、合計３つも冷蔵庫を買ったのであった。

送り先が違うので、３台買うのに３回クレジットカードで支払った。

……と翌日、クレジットカードが使えなくなってしまったのである。カード会社のセキュリティなんとかに電話して下さい、とのこと。

電話してみたら、昨日の私の買い物をつぶさに知っていて（そりゃそうか）、「すべてご本人のお買い物ですか？」とのこと。３分間に３回も高額商品にカードを使ったので、「不審な使い方」チェックにひっかかったらしい。。。

なるほどー、こうやってチェックをかけて、ストップしてくれるなら、万一カードを落としたりしても安心かも、と思いつつ、ストップされては困るので、解除していただく。

その翌日、自宅の冷蔵庫が届いた。古い冷蔵庫の食材を出しておき、新しい冷蔵庫を設置したあと、思い切って整理しながら、入れ直す。（お刺身についてくる生わさびやしょうがの小さなパックがいっぱいある……。必要なときにはまたついてくると思いつつ、ついもったいなくて捨てられないため、たまってしまうのだ。あれだけで料理が作れたら、いっぺんに整理できるのだけど……。^^;)

その夕方。さあ、夕食の食材を出しておこうと、冷凍庫を開けたら、目がテンになってしまった。

からっぽ、なのである。がびーん！　そう、扉は３つしかないのに、その１つ、冷凍庫の食材を取り出すのを忘れていたのだった。今晩の夕食のはずだったお肉は、いまごろはリサイクルセンターに？

そういえば、通販生活の「回収ルートをたどる旅」で、冷蔵庫をとりあげたとき、リサイクル工場の人が「けっこう、食べ物が入ったまま、運ばれてくるんですよ」と言うので、「あはは、そんなこともあるんですね、迷惑ですよね」と答えたコトがあったのだけど、まさか自分がやるとは思ってもいなかったのであった。あは。迷惑をかけてしまった……。