昨夜、帰国。
会議2つに参加してきたわけだけど、それぞれに考えさせられることがあり、勉強になった。それにしても、日本のプレゼンスも情報もまったくないんだなあ、、、
もっとも、飛行機1〜2時間でカンタンに集まれるヨーロッパの人々と、12時間かけて行く日本人とは参加しやすさも違うのだけど。それにそれ以上に大きいのは、やはり言語の壁。
今回スイスだったせいもあるのか、それぞれ知り合い同士は自分たちの言葉(ドイツ語だったりフランス語だったり)でしゃべっているのが、近くにその言葉ではなさそうな人がくると、さっと英語に切り替えて、話を続けるのをみて、感心していたのであった。どちらでも同じように話ができるようだし。。。
もっと英語を喋れるようにならなくちゃなあ。。。と思いつつ、帰途についたのであった。
ところで、2つめの会議が2日目の日程を終えて、15時に終了したあと、近隣諸国からの参加者はすぐに帰ったのであるが、アメリカ、インド、ガーナ、そして日本からの参加者は翌日の飛行機だったため、のんびりする。
基調講演者だったアメリカのプリンストン大のSocolow教授と、インドのDevelopment Alternatives の代表で、あちこちでお名前は拝見していたAshok Khosla 氏(アル・ゴアの先生であったそう)と、一緒に夕食を食べに出る。
ふたりは、ハーバード大で同級生だったんだって。そのあともずっとこうやって同じ分野で活動しているっていいな。ときどき私に解説してくれながら、「もう50年経つよね。あっという間だったね」と、あれこれ旧友や恩師の話をしているのを見ながら、自分の50年後のことを想う。だれとこういう話をしているのかなーと。(しっかり生きているつもり。^^;)
おふたりの講演や会議での発言に聞きたいことがあったので、夕食の場でいろいろと話ができ、今後のつながりができたことはとてもうれしかった。そう、Ashok Khosla 氏はデニスの友人・同僚でもあって、私もバラトンのメンバーです、と言ったら、それだけで「あ、仲間ね」という受け入れ方だった。「バラトン」って、ふしぎなマジック・ワード。
翌日、私の飛行機は夕方だったので、15時過ぎまで、滞在を延長させてもらい、5時に起きて、6時から9時間ぶっつづけで、システム思考の入門書の最後の追い込み。
滞在者がひとりしかいないので、レストランも空いていないし、エレベーターフロアにある「ご自由にどうぞ」コーナーから、コーヒー、ジュース、バナナ、リンゴ、クッキー、そしてカップヌードルをいただきつつ、であった。
このコーナーにカップヌードルがあって助かったのであった。この数日、朝食に降りていくのが面倒だなーと思うと、カップヌードル(ドイツ語で書いてあるので、カップ・ヌードルン、かな)ですませていたのだ。急にカップヌードルの消費量が増えて、ホテルの人もびっくり!かも。(^^;
15時過ぎに、そこまで終わったところをオダサンにメールで送って、タクシーで空港へ。チューリッヒからフランクフルト経由で成田に到着したら、オダサンから修正とコメントの入った原稿が届いていた。(^^;
チューリッヒは私が到着する前の日までは5日続けて雨だったそうだけど、「日本から太陽を連れてきてくれたんだね!」と言ってくれる人もいたぐらい、ずっとよい天気だった。
毎朝、チューリッヒ湖の朝が楽しみで、少し空が白じんでくると部屋の電気を消して、静かな時間を楽しんだ(まあ、パソコンに向かいつつではあったけど)。
チューリッヒ湖の朝焼けを贈ります。