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えだブログ

2006
Nov
11

スイスより

2006年11月11日

スイスでの会議(というより、ワークショップ)、とても楽しく学ぶことが多く、意義深く過ごしている。40人ぐらいかな、IUCNの理事やスタッフも多く、ほとんどが顔見知りのせいか、こういうワークショップに出てくる人がそうなのか、最初からわきあいあいとして進んでいる。

自分のワークショップにも使える!というエクササイズや気づきもあって、面白い。今日は自分の発表もある。

今回はようすがわからなかったことと、ゴアさんの翻訳で時間が取れなかったため、直前の昨夜、3時間ほどかけて、プレゼンの準備をした。ホテルの食堂が閉まりそうになったので、PCを持って降りていって、食事をしていたら、同じグループの参加者がふたりやってきて「ぼくたち、地元の造り酒屋に行っていたんだ。いっしょにくればよかったのに」とうやらましいことをいう。

「もう一杯、ここで飲もうと思うんだけど、いっしょにどう?」と誘ってくれたのだが、「ごめんー、明日の準備があるからだめ〜」と辞退。だって、まだ終わっていないもの……。

しかし、「気が張っている」とはこういうことなんだなぁ、と思うことであるよ。使える時間はすべて使ってゴアさんの翻訳を進めなくては間に合わないので、ここでも朝2時からは翻訳、8時からはワークショップ、という二重生活。昨日のように、夜8時に寝られず6時間後に目覚ましをあわせても、やっぱり2時過ぎには目が覚めてしまうのである。

私が「気を」張っているわけじゃなくて、「気が」勝手に張っているんだよなぁ、と思いながら起き出す。それでも昼間眠くならないのでよいのだけど。

風邪にも待ってもらっている。先週風邪を引きかけたのだが、「あのさー、いま引いているわけにいかないからさー、悪いけど、ちょっと待っていてくんない?」「どのくらい?」「20日が〆切だから、それまでは待って。そのあとも、タイ出張や別の本の〆切があるけど、少しはラクになるからさー」という具合である。

風邪だけじゃなくて、多くの方々に支えられて、幸せであることよ。JFSを立ち上げるまえからずっと支えてくれているカナダ人の友人に、「この文の意味がわからないよー。助けて〜」とヘルプメールを出したら、「いつでも助けてあげるよ」と本を買いに走ってくれて、「まるでパズルみたいな文章が載ってる本だねえ」といいながら、いっしょに考えてくれている。いまも1本メールを送ったところ。

ほかにも、この突貫工事をそれぞれの専門性で支えてくれている方々、とばっちりをいやな顔一つせずに引き受けてくれている方々がたくさんいるのだ。ありがたいことである。さ、仕事に戻ろう。

 

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