昨日は、久しぶりに海オフィ(海のオフィス)である。元旦にあれやこれやわくわくと考えていたときに、「昨年と変えられるとしたら、何を変えたいか? それはどうやれば実現するか?」という問いの立て方で考えたことがある。
そこで出てきたひとつが、特に仕事が混んできたとき、いろいろな展開で予定外のことが増えてきたとき(よくあることなのだが)、立て直す時間と、それでも大事なことを考える時間を予めとっておく、ということだった。
その実行のための方法をいろいろ考え、実施しているのだが、そのひとつが「月末日」である。1ヶ月の最後の日(予定によっては多少ずらすとしても)を、「月末日」として、そのための時間に空けておく。その1ヶ月に手の回らなかった片付けや整理もできるだろう、とも考えたのだが、まあ、海オフィに来ちゃったらそれはむりかもしれないけど。(^^;
3つ前の駅で降りて、波打ち際をてくてくと歩いて30分の潮風のウォーキング。春かと思うほど暖かくて、海がきらきらしていて、気持ちがいい。
その昔、貝がら大好き少女だった私は、浜辺を歩くとつい貝を拾いながら歩いてしまうのだが、湿った砂の上に、裸足の足跡がてんてんと続いているのに気がついた。ちょっと小さめ。でも、子どもにしては大きめ。
波音のリズムでずんずんと歩いていったら、裸足の足跡の終点にたどり着いた。小柄な若い女性が、脱いだブーツを小脇にはさんで、「ケータイじゃ無理かなー」といいながら、写真を撮ろうとしている。
ん?と思って、振り向いたら、江ノ島の右手向こうに富士山。(肉眼ではよく見えたのだけど……。心の目で見てね。^^;)
海オフィの窓からも富士山がよく見える。目を上げると、空気の澄んだ冬だけの特別な額絵みたいに、富士山がにこにこしている。さあ、コーヒーを淹れて、益田先生にいただいた(お借りしている)お気に入りのデスクで、ワーク始動!
そうして、1日心ゆくまで、「大事だけどあとで」と積んできた仕事と勉強に浸る。幸い(?)、パソコンのハードディスクを忘れてきてしまったので、メールができず、その分、本を読むこと、書くこと、考えることに集中できる。
そして、1日の終わり。夕方の海も大好き。
帰りも波打ち際を3駅歩いて帰ろうと思ったのだけど、子どもだった頃と同じように、夕暮れになると心細くて、つい次の駅で電車に乗っちゃった。蛍光灯の照明と乗客のざわざわに、ちょっとほっとする。
いい1日だった。