えだブログ

2007
Mar
20

2007年03月20日

いま新横浜駅。

途中、車窓から線路土手に、ふきのとうがいっぱい出ているところが見えた。あんなにいっぱい! 思わず、降りようかと真剣に思ってしまった。(^^;

走っている電車や車の窓からでも、ふきのとうやつくし、わらびは、見えるのである。これを、選択的動体視力という。(いわないかー。^^;)

ふきのとうといえば、少女時代を過ごした宮城県の田舎で、春になると摘みにいった。自分だけの「秘密の場所」があって、だれにも教えないで、そこだけはひとりで行ったものだ。毎年、同じところにふきのとうがちょこんと出てくる。去年も同じ場所に出ていたなあ、と思いつつ、大事に摘む。

「今年は疲れたから出ない」とか「ちょっとさぼる」なんていわないで、毎年決まった季節になると出てくるのだから、自然ほど、義理堅く約束を守る人はいないなあ。

こういう感じって、言葉で教えられるものではなく、「感じる」もの。そんな自然に対する大いなる信頼感を築いてくれた、あの田舎の少女時代に感謝!である。

そのころは、ふきのとうなんて苦くてなにがおいしいのだろう?と思いつつ、東京のおじいちゃんが好きだったので、せっせと摘みにいったものだけど、それからン十年、ふきのとうの天ぷらって、サイコーと思う、今日この頃である。(^^;

 

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