出張前の連日連夜の1週間が無事終わったところ。
火曜日は大阪で、共同通信社主催の講演会。企業の方々に温暖化とこれからのビジネスのあり方、といったお話をさせていただく。
終わった後、名刺交換にきてくださった方の中に、「これまで20年間、たくさんの講演を聞いてきましたが、今日のは五指に入りましたよ!」と言って下さった方がいらして、うれしかった。
私の講演が少しでもよかったと思ってもらえるとしたら、ひとつは、講演の機会をたくさんいただいているおかげ。毎回のくふうやお試しと、その結果をすぐに知ることができるアンケートが実を結ぶだけの回数をいただけているから。もうひとつ、とっても大事な鍵があるのだけど、それはヒミツである。(^^;
水曜日は、「システム思考でマーケティング講座」の第1回。この講座の開発を考え始めたのは、1年半ぐらいまえ。少しずつ勉強しつつ、熟成して、こうしてカタチになってとてもうれしい。受講者のフィードバックにも励まされる。このコースも続けていこうと思う。次回は秋ごろかな。
木曜日は、午前中は事務所のスタッフと、年度末の個別レビュー。それから、準備の仕上げをして、18時から大手町カフェで、客員助教授を務めている東大人工物工学研究センターのコロキウム(シンポジウム)。同じく客員の内藤先生と共同企画したもので、ハーストリーの日野さんとセンター長の上田先生、満員の来場者といっしょに、とても刺激的で楽しい3時間だった。
日野さんも内藤さんも私も、それぞれ自分が大事だと思っていることを自分なりにやってきたのだけど、「新しい社会や関係性」という切り口で見ると、共通するものが多くて、これからの社会の姿を予見させてくれるような、楽しいセッションだった。これからにも続きそうで、楽しみ。
金曜日は、オフィスで日経ウーマンの取材。その後、走って駅へ。各駅停車ののんびりした車内に、お母さんと乗り込んできたボクの手が握っているものをみて、思わずにっこりしてしまった。
つくし。ぶんぶん振り回してる。(^^;
いいなー! 私もどっかの土手に座り込んでつくしを摘んで、ぶんぶん振り回したいー。(^^:
ああ、もうこんなに伸びちゃっているんだー。
「幼子の手に揺れるつくしに 春のゆきつつあるを知る 電車の中」。(プチ作)
そうして到着した新宿で、ある企業の幹部と対談。これがまた、わくわくどきどき、とっても楽しかった。ああ、日本にこういう企業があるんだ、こういう考え方を自然にする経営幹部が出てきているんだ、ととても心強く、うれしく、楽しく、ハッピーだった。半年後の再会を約束。とても楽しみ。
そのあと、別の打ち合わせ後、東大人工物工学研究センターのみなさんが(わがままな私にあわせて柏から新宿まで来てくれて)歓送会。内藤先生と私の2年の任期が終わるのである。新宿の夜景を楽しみながら、前夜のシンポジウムやそのほかの話で盛り上がる。私たち、4月からは客員研究員になるらしい。
終わった後、内藤さんから別プロジェクトの作戦会議のお誘い。これまた、壮大なるでも本質的なテーマである。私なりにこつこつとやってきたことであるけれど、内藤さんとだったらもっと正面から切り込んでいけそうな気がする。どう進めるか。
そして、昨日は、自分マネの最終回。10時から個別カウンセリング、13〜17:30セッション、そのあと、19:45まで個別カウンセリング、そして、打ち上げに参加。
それぞれいろいろあったし、いまでもあるし、これからもあるだろうけど、ほんとうにいい6ヶ月だったね! 自分のたづなを自分で握るようになった人たちは、柔らかくて笑顔も優しい。ああ、今回もいい半年だったなぁ、とうれしくほっとする。
私がやっているのは、安全な場を用意すること、気づきのきっかけをたくさん用意すること、自分の思うことや自分に効いたことを話すこと、自分のやっているやり方を参考までお見せすること、コワイという思いやがんばってみようかなという思い、不安や希望も含めて、そのまま受けとめること、ぐらい。あとは熟したりんごが思い切って、または、ゆっくりと枝を離れてゆくのを見守っている気持ち。
打ち上げのビールのおいしかったこと!(だからって、私の飲みっぷりに、この6ヶ月でいちばん感動した声を出さなくてもネェ。^^;)