桜、大好き。沈丁花も金木犀も好きだけど、桜も好き。
電車の車窓から、混み合った町のあちこちに、建物に遮られ、それでもちょっと見えるほんわりした桜色を見ながら、日本人に生まれてよかったなぁ、と思う。
桜が好きなのはなぜ?と聞かれた。
はかなさ。潔さ。
そして確かさ。風が吹けば、雨が降れば、あっというまに散ってしまうけど、でも絶対に来年も花を咲かせるこの確かさ。
はかなさも潔さも、確かさがあるからこそ、なのかもしれない。しなやかで強いって、確かだからこそ潔いってことなのだろう。
あちこちの公園も、お花見の人たちでにぎわったのだろうなー。
「桜の木の下で宴会している人たちは、桜なんて見ちゃいない」と揶揄する人もいるけれど、桜の下で宴会している人たちは、自分=桜なのだと思う。幸せな桜の宴会。