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えだブログ

2007
May
27

あっという間に1週間

2007年05月27日

ちょうど1週間前に、羽田空港でダイアリーを書いて、札幌に飛び立ったのが、なんだかずいぶん昔のことのように思える(単に記憶力が弱いせいであるが......。^^;)

20日は札幌青年会議所の主催する子ども+大人向けのセミナーで温暖化をテーマにお話。

21日は、本邦初開催の「サステナビリティ総合力講座」。私たち講師の手応えも、参加者のフィードバックもとてもよかったので、うれしく思った。今度は東京で開催しようと思う。その夜は、キャンドルナイト札幌の集まりで、キャンドルナイトをめぐるお話。

22日は、シーニックバイウェイ北海道の勉強会でお話。今回の札幌出張は、「講演3つ、ワークショップ1つ、対談1つ、打ち合わせ2つ」は覚悟していたのだが、そのほかに原稿2本の締め切りもあって、さらに戻ったあとのセミナー2つの準備もあって、ホテルでもほぼずっと仕事をしていたのだけど、この午後だけ少し時間がとれたので、北大を散歩する。大きな木の下で水辺に寝転がって、木漏れ日と遊びながらうとうと。気持ちよかった。プチ竜宮城。(^^;

23日は打ち合わせ後、恵庭のびっくりドンキーのアレフさんへ。いろいろ見学させてもらって、庄司社長と対談。千歳空港に送ってもらって、羽田へ。夜帰宅。

24日は朝7時にニューオータニへ。レスターと朝食デートである。るんるん。(^^;
今回は、私の予定が合わなくて、この時間しかとれず残念だったけど、いろいろおしゃべりをして、いつもの温かくて優しくて頑固なレスターとの時間を楽しむ。

「あのさ、レスターと一緒にこんな本を書きたいんだけど」と私。前にもそんな話をしたことがあったのだけど、レスターはレスターとして「やるべきこと」のポリシーがしっかりしているので、そのときは進まなかった。でも今回は、「そういう本の必要性が高まっているよね。ワシントンに来たら、企画を話しあおう」と言ってくれた。うふ、うれしいな。

そのあと、夏をめざして準備中の「温断化サイト」(仮称)の打ち合わせでグラムさんへ。話し合いをするたび、自分のやりたいこと、やるべきこと、礎とすべきことがくっきりしてくる。こういう打ち合わせはとても楽しくわくわくする。

それから朝日新聞社へ。6月14日に全国版に出るという企画広告の撮影と鼎談。

25日はこれまた朝から。7:30〜8:30、丸の内で展開中の朝EXPOの一コマを担当。「英語で温暖化を語ろう」というタイトルで、ゴアさんの映画や本を題材に、通訳勉強法からのノウハウを織り交ぜて、1時間で、単語を覚える、読む、聴く、話すのすべてについて練習とノウハウの紹介。60人ぐらいの参加者に楽しんでもらえたようでよかった。(でも朝からあんなにがんばって、1日使い物にならなかったかもしれない......。^^;)

そうそう、今回教材に使った『不都合な真実』の日本語版DVDは、英語教材としてもとても優れもの。今回は特別にパラマウントから貸してもらって映写したのだけど、7月に発売になる。音声も英語/日本語の切り替えができ、字幕も英語/日本語/なし、と選べる。

つまり「英語/字幕なし」でリスニングやディクテーションをしてから、「英語/英語字幕」でリスニングを確認し、字幕を日本語にしてその意味も確認できる。1枚で何重にも使えるのだ。しかも、ふつうの映画と違って、プレゼンテーションをしている場面も多く、英語は聞きやすく、論理的で、単なる会話ではない勉強ができる。予約受付中とのことなので、温暖化や英語の勉強に興味のある方はぜひどうぞ!
『不都合な真実』の日本語版DVD

それから、丸の内から霞ヶ関へ。政府関係者との打ち合わせ。それから、21世紀環境立国戦略特別部会の第9回。阿部首相が「世界で2050年までに半減」を打ち出した翌日なので、そのあたりも含め、さまざまな議論(といっても、委員ひとり2〜3回の発言しかできない時間設定なのであるが)。

私はどんな場でも、思ったことを素直に発言する。失うものはないと思っているからだ。それで仕事がやりにくくなるような関係もしがらみもないし、相容れないからと今後こういう場に呼ばれなくなってもかまわないし。今回も一部の組織や人々が熱心に推進したいと思い、提言の草稿に強く打ち出されていることに対して、かなり強く反対を述べた。この点について何らかの異議を表明した委員は3人。3人とも女性だった(委員の中で女性は4分の1ぐらいしかいないのだけど)。これは偶然なのか、どういうことなのだろう?と考えながら、次の目的地六本木へ向かう。

直感的に「霞ヶ関から六本木は歩ける!」と思った(なぜならば両方とも山手線内で、山手線に駅がないから、内側のどっかにあるからだ。直感を支えるすばらしく精巧な推論である。^^;)。なので、歩き始めたのだけど、私の直感には方向指示器がついていないので、すぐに迷ってしまった。どっちへいけばいいのだろう???

どこかのお店に聞こうと思ったら、本屋さんがあった。入ってスグに東京の地図を売っている。「あ、こりゃ便利ー」と、それを開いて霞ヶ関を見る。うんうん、思ったとおり、六本木はそう遠くない。

でもどんなに真剣に見ていても、いま自分がどこにいるかはわからなかった。しかたないので、その地図を買うことにして、霞ヶ関のページを広げたままカウンターに行き、「あの、いま私はどこにいるんでしょう?」と地図を差し出した。

書店のお兄さんは、憐れみや軽蔑や可笑しさをちらとも出さず、まるでモナコの女王に道を教えるような温かさと優しさと敬意で、丁寧に地図を見て現在地を教えてくれたのだった。気持ちよくお店を出ながら、こんな迷子にも愛を与えてくれる人って、いい人なんだろうなあ!と思う。

それであとは大いばりで、地図と傘をぶんぶん振りながら六本木まで歩いていった。30分ぐらいのウォーキングね。六本木ではキャンドルナイトの打ち合わせ。それから、中野に(今度はさすがに地下鉄で。^^;)移動。

これまたはじめての「骨太講座」(正確には「骨太の枠組みをつくるための環境必読書を読む講座」)の第1回なのだ。今回のテキストは、デニス・ドネラたちの『成長の限界』。私から要旨の説明もするけど、講座のメインは、参加者がそれぞれ学んだこと、考えたことを話し合うことで、自分の枠組みを作っていく「カフェ方式」の時間である。そして、最後に私から、本書が出てからの展開やデニスやドネラさんの話、自分なりの枠組みを作っていくための勉強方法についてコメントをする。

参加者は全部で50人ぐらい。とてもよい雰囲気でよい学びの場になったようで、よかった。欠席者には資料や音声テープを送ることにしたので、遠方のため一度も参加できないけど、いっしょに勉強したい、という人も申し込んでくれている。来週テープなど送るので待っていて下さいね。

自分のやる講座やセミナーには、ひとつの型を作って、繰り返し開催していくことで、多くの方に伝える、というものも多いけど、この骨太は、同じものはできないし、やらないと思う。少なくとも、これらの本の組み合わせで、同じ内容をやることはない。だって、読みたい本、いっぱいあるもの。今回は基礎中の基礎を学ぶ講座だけど、このあとは続けるとしても、テーマを変えながら、幅を広げていきたいと思っている。

というわけで、基礎中の基礎の骨太、いまからでも参加したい方はぜひどうぞ。10人ほど追加募集(資料とテープによる勉強メンバーは定員ありません)。

でやっと昨日まで来た。(^^;
昨日は自分マネ第7期の第2回。ビジョンについてじっくり考え、少しずつ「ではどうやってそれを形にするの?」を考えるエクササイズへ。今回も私にとっての発見もあって、よい機会だった。参加者のみんなにとって、それぞれ大事な時間になってくれていることを祈っている。

今日は出張や机まわりの片づけをしながら、ゴアさんの次の本のゲラ校正、原稿2本、札幌に持っていきながら進まなかったプロジェクトなどを進める予定。一応、自分的にはオフの気分。(^^;

 

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