成田からシカゴに着いて、今ラウンジ。
日本を出る当日の朝、「緊急の翻訳」が届いた。約160ページのペーパーバック。世界7都市で7月7日に同日開催される、地球温暖化防止を訴える世界規模コンサート、Live Earthで配りたいという。そのため、翻訳にあてられる日にちは1週間!
160ページを1週間というのは絶対に不可能な納期である。それに私も日本を発って、来週はMITでびっしり授業だし。。。
うーん。そうだ、前からの夢を実現しちゃおう!
「前からの夢」とは、翻訳者を250人育てて、250ページの原書をひとり1ページずつ担当してもらい、1日で翻訳しちゃおう!というものだ。(まあ、実際には、チェックやトーンの調整などで、1日では無理なのだけど)
今回は約80見開き。実践和訳チームメンバーと、Next Stage Clubメンバーをあわせれば、ひとり1〜2つずつの担当で、終わるはず。あとは複数のチェッカーと私の最終確認のスケジュールをつくればいい。
成田空港から事務所のセキサンに電話で進め方を伝えて、飛行機に乗り込んだ。
いまシカゴでメールをつないでみたら、セキサンからのみなさんへの依頼のメールのあと、「ひとつできます」「私も何とかやってみます」「ふたつ送ってください」と、メンバーから続々とメールが入っている。
翻訳料も未定、納期3日間という仕事なのに、みんな、意義をわかってありがとう! その心意気がとってもうれしくて、シカゴ空港のラウンジでうるうるしている私である。。。
さあ、そろそろ搭乗時間だ。ボストンに向かう。スムーズに進みますように! こういうしくみをつくっておいてよかった、コーディネータも含めて、すてきなチームでよかった。ほんとうにありがたいことである。