ＭＩＴでの５日間集中講義は無事修了。最後の晩のバンケット（晩餐会）で、環境問題にシステムダイナミクスを用いて本も書いているアンディとおしゃべりできて、いろいろ教えてもらえた。今回のコースは本当にシステムダイナミクスやシステム思考のオールスター勢揃い！という感じ。バンケットでりっぱな修了証をもらう。

最終日は実際に企業でシステム思考を活用しての事例の話がメインで、とても面白かった。ＧＭがどうやって数十億ドルという投資先を判断したのか、そのときのモデリングやシミュレーションの数字と、実際の数字がどのくらい近く、どんな効果を上げているのか、ＧＭでコンサルティングをしている人が内部者にしかわからない生々しい話をしてくれた。うーん、システム思考って、こうやって企業に使えるんだ〜！

終了後、いくつか町での用事をすませて、ポーツマスへ。デニスが湖畔のキャビンに遊びに来ないか？と誘ってくれていたのだ。バス停までデニスが迎えに来てくれていて、シーフードレストランででっかいロブスターをごちそうになって、キャビンへ。

キャビンっていっても、大きくて、日本の基準ではりっぱな一軒家である。満天の星、木々をわたる風の音しかしない。ワインをいただきながら、ひとしきりデニスとおしゃべりをして、ソファーベッドを借りて寝る。

翌日もよいお天気。私はすっかり寝過ごして、起き出したら、デニスとオダサンが朝ご飯の用意をしてくれていた。ご飯のあと、湖に乗り出そう！とデニスが誘ってくれて、３人でカヌーに乗り込む。オダサンが船頭でこぐ人。デニスは船尾でこぐ人。私はあいだでただ座っている人。（^^;

緑の中の青い湖。日の光。風。ときどきかかる水しぶき。(^^;　とても気持ちよかった。

そのあとは、湖につき出したデッキのベンチで、ゆらゆらと揺らぐ湖面にきらきらと眩しい陽のきらめきを楽しむ。あー、１週間がんばった最高のご褒美だなぁ。上を見上げると、こんな感じ。

そしていまシカゴの空港。ボストンから着いて、成田行きを待っているところ。私のいないあいだに、大急ぎの翻訳が見事できあがっていて、成田に着くまでにチェックをしないといけないので、もう一仕事、かなー。