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えだブログ

2007
Aug
25

さまざまな物語

2007年08月25日

おとといは、14時から21:30まで7時間半も、大手町カフェで過ごした。出版社との打ち合わせ、雑誌の取材、そして、キャンドルナイトの幹事会&キャンドルホルダー会。

大手町カフェはいつ行っても気持ちのいい空間で好き。その大手町カフェに向かって歩いていたら、向こうから、どっかで見た顔だなーと思う若い女性が歩いてきた。なんだかとっても幸せそうな満ち足りた顔で、ほんわか夢見ているようなようすで歩いている。

「エダヒロさん?」と声を掛けられ、2週間ぐらい前に面接で会った人だと気がついた。「おや、こんなところで会うなんて!」とびっくり。「何だか幸せそうな顔で歩いていたねー」と言ったら、ほんわか笑顔で、「ええ、いま大手町カフェでご飯を食べてきたんですけど、おいしいご飯をいただけて幸せだなーって。それに」と、カバンから『細切れビジョンでなんでもできる!』の本を出して見せ、「これを読みながら、いろいろ考えていたら、満ち足りた気分になって」と。

「あら、私もいまから大手町カフェで打ち合わせなんだー」と言って、「じゃ、またねー」と。ほんわか幸せそうに歩いていった。9月から一緒に仕事できることがますます楽しみになった。

その大手町カフェで編集者と打ち合わせ。ご馳走してもらった2周年記念の限定スウィーツ「ブルーベリーショコラ・ゴボー」(なんとゴボウ入り!)がとってもおいしかった!

そのまま、21:30までキャンドルナイトの会。幹事会が終わったあと、「合宿しようよ!」と盛り上がり、その場で日程を決定。冬に1泊2日で「心を一つにする合宿」をすることに。楽しみー。

キャンドルナイトの呼びかけ人代表の幹事は、大地の会の藤田パパ、辻信一さん、竹村真一さん、マエキタミヤコさん、そして私の5人なんだけど、ほんとに個性豊かで面白い。見方や意見が違うから面白い。しかも、多数決で物事を決めないので、人の意見をじっくり聞くこと、賛成か反対か、自分と同じか違うかで分けるのではなく、重なる部分や共通する部分を模索しながら、次元や切り口を変えて耳を傾けること、違う意見だとしてもできるだけ感情的にならずに自分の意見を伝えること、など、私にとって、とってもよいトレーニングの場でもある。

といっても、5人とも頑固で、自分の思いを大事にするから、すぐにはまとまらないんだけどさ。合宿もきっと朝まで討論になりそー。(^^;

さて、昨日も盛りだくさんな1日で、ランチを食べながら、社会を変えるための発散的(かつ自分の中では収斂的)戦略会議&情報交換会。そのあと、雑誌の取材。それから、ランダムハウス講談社のオオモリサンとマツイサンと、シュークリームを食べながら、世界を変えるための戦略会議&情報交換会。

夜は、骨太講座の第4回。昨日も新しい試みをいくつかしてみたのだけど、面白かった。受講者からも「気づきや学びがあった」とのフィードバックが多く、ほっとする。終わってから、ビールを飲みながら振り返りや今後について打ち合わせ。

帰りはけっこう遅い電車になったのだけど、急行から各停に乗り換えようとして、ギョッとした。だって、車両の床に人が転がっているんだもの。寝ている、というより不自然な格好なので、「だ、だいじょうぶかな、この人……」って感じ。みんなも気持ち悪そうにちらちら見ている。または、まったく目に入らないかのように振る舞っている。

次の駅で降りようとした若い女性がかかみこんで、ドンドンと彼の肩を叩いて、「ほら、降りなさいよ、迷惑だよ、そんなところに寝ていると」と声を掛けてあげたのだけど、当人は「イタイなぁ、だいじょうぶ、だいじょうぶだから」と起きる気まったくナシ。駅に着いた女性は、しかたないなあ、という顔で降りていった。

こういうときは女性のほうがしっかりしているのかね、男性、いっぱいいるのに、みんな知らん顔してる。

私の降りる駅が近づいてきたので、しょうがないなーと思って、ドア付近の男性陣に向かって、「この人、降ろしてあげたいんで、手を貸してくれませんか? 私、この駅で降りるから、ホームまでひきずり降ろしてくれたら、駅員さん呼んできますから」と声を掛けた。

何人かが手を貸してくれて、手足を持ち上げて、ホームへ。やれやれ。いっしょに降りた若い男性が、「じゃ、ぼく、この人見てますから」と言ってくれたので、駅事務室に走っていって、駅員さんに事情を告げ、ホームまできてもらった。

その間に、酔っぱらい氏は起きあがってエスカレータに乗ろうとしていた。お、よみがえってよかった。聞くと、2つ前の駅で降りるはずだったという。ここで降ろしてあげてよかったことであるよ。このまま行ったら、帰りの電車はないもの。

何だかご機嫌の酔っぱらい氏は、ったく、という顔をしている私を指さして、「アンタ、だいじょうぶ?」とのたまった。やれやれ、それはこっちのセリフだよ。ったく。

付き添ってくれていた若い男性に、「声を掛けてくれてありがとうございました。おかげでずっと気にせずにすみました」とお礼をいってもらいながら、解散。やれやれ。

酔っぱらい氏が今度は上りホームで寝ているんじゃないかと思いつつ、まあ、ここから2駅ならウォーキングで30分という健康的な距離なので、なんとかなるだろー。

まえにも、酔っぱらい青年を電車から引きずり降ろしてあげたことがあるけど、そのうち、笠子地蔵のお話のように、「玄関にドンと物が置かれる音がしました。なんだろうとエダヒロばあさんが出てみると、なんと大好きな銘柄のビールが山と積まれているではありませんか。しかし人影はなく、雪のなかに足跡だけが付いていたのでした」なんてね。「酔っぱらいの恩返し」。おばあさんになってからでいいけどさ。(^^;

 

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