ベルリンで開かれているアジア・パシフィックウィーク(毎年開いているのですって)でのサステナビリティの会議の初日の昨日、朝からオープニングセッション。ベルリン市庁舎が会場である。
主催者のベルリン市長や各国からのスピーカーと並んで、壇上に上がる。ざっと数えて、200人ぐらいが参加。アジアからの参加者もけっこういる。中国からが多いようだ。こういう国際会議での中国人プレゼンスはどんどん大きくなっている。
市長の歓迎スピーチからはじまって、中国の建設省副大臣が中国の現状と取り組みについてスピーチをし、私のスピーチは、5番目だった。ほかのスピーカーは15〜25分の割り当て時間なのに、私だけ30分となっていた。遠距離サービスかな?(^^;
去年ワシントンDCでのスピーチよりも、じょうずにできたと思う。予定どおり笑ってくれたし。今回は英語での原稿をばっちり用意していったので、日本語で講演しているときと同じようにしゃべれてよかった。
身を乗り出して聞いてくれている人たちもけっこういて、日本からのふだんは聞けない話(スローの話とか)、楽しんでくれたようだ。スピーチを終えて、壇上の席に戻ったら、隣の中国建設省副大臣が、名刺を渡してくれながら、「とてもよかった。ぜひ中国でも話してください」と声をかけてくれた。「はい、喜んで!」とお返事。
私のあとも、数人のプレゼンが続いて、オープニングセッションは終了。何人もが来てくれて、スピーチが面白かった、今度別の機会にも話してほしい、日本とのコラボレーションを求めているので話をしたい、などなど、声をかけてくれた。
最後に、「いやあ、面白かったですよ。いいスピーチでしたね」と日本語が聞こえてびっくりしたら、墨田区役所の村瀬さん。雨水利用を進めているエキスパートである。私はまえに、取材にうかがったことがあって、今回も2日目に村瀬さんのプレゼンがあるのを見つけていたのだけど、1日目にお会いできた(先方はまえに会ったことを覚えていなかったけど)。「日本人がこういう場で話すことはほとんどないので、いまのように、日本人が話して、みんなが感銘を受けているのを見るとうれしくなるね」って。
本当にそうなのねー。私も限られた機会しか参加していないけど、こういう国際的なネットワーキングの機会に、日本人はほとんど来ていない。主催者にも聞いたけど、あちこち声をかけたけど、反応がないとのこと。もったいない。その間に、どんどん中国や他の東南アジア諸国が、世界との絆を深め、協働プロジェクトを進めているのだ。日本は置いていかれている。。。と毎回痛感する。
みんなで市庁舎の近くのレストランでいかにもドイツっぽいランチ(ミートローフとじゃがいも、そしてビール!)。午後はフリーだったので、少し市内を散策。お日様が出ていると温かいのだけど、気温はずいぶん低くて、セーターにジャケットが必要な気候だ。
夜はホテルでのレセプション・パーティー。せっかくなので、ゆかたで登場。しかも、ベルリン市内のあちこちを走っている自転車タクシーに乗せてもらう。オープン・カーなので、道ゆく人々にもアジア・パシフィック・ウィークのお裾分けしながら、ホテルまで。寒かったけど(^^;)、よい経験だった。
写真は帰国後にアップしますー。
そういえば、先日書いた、高校の同窓生であることが判明した茂木健一郎氏と一緒に登場する講演会があります。とっても楽しみー。