ゴアさんの受賞の知らせを聞いたのは、札幌市内でウインド・カーというカーシェアリングをやっている会社の取材が終わり、北海道庁まで送ってもらって、知事にご挨拶し、環境担当の副知事や環境部の方々と、来年の洞爺湖サミットに向けて、「道としてどうしていくべきか」という意見交換(「堂々」めぐりにはならなかったよ、いくら掛詞だといってもね。^^;)を終えて、さむーい札幌の空の下を歩いているときだった。
NHKの記者さんからケータイに電話が入ったのである。「翻訳者として談話を下さい」ということで、キャスターバッグを手に持ち、ノートパソコンなどを背負ったまま、「西4北4」という交差点で、談話を発表。(^^;
そのあと、ホテルに入ると、朝日新聞や共同通信社からも「コメントを」と電話が入った。IPCCとゴアさんが受賞したこと、とてもうれしい。温暖化が人類の平和や安全保障に対する脅威であることを国際社会が認識したということだ。ますますメインストリームになっていくだろう(残念ながら、しばらくはそうならざるを得ない状況が続くだろうから)。今回の受賞が、意識を啓発するのみならず、行動につながる大きな追い風になることを願っている。
今日は、酪農学園大学の環境システム学部創立10周年記念フォーラムで基調講演をさせていただくのが、テーマは「不都合な真実の世界から見えるもの」。まさにぴったり!のタイミングである。
今日の札幌地方は晴れ。気温は、わからないけど……、北海道の秋らしく気持ちよく低い温度!(^^;