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えだブログ

2008
Feb
16

札幌から東京へ

2008年02月16日

13日。朝。富山は雪が降っていて、空港の上を飛行機が旋回していて、なかなか降りられないと言う。「これじゃ、札幌行きも飛ばない可能性がある」と判断し、急遽小松空港へ向かう。

特急2つ乗り継いで、小松駅で降りたら、何となく空港に行きそうなビジネスマンが前を歩いていたので、「もしかして空港に行かれますか?」と声を掛けたら、「じゃ、いっしょにタクシー乗りましょうか」ということで、相乗り。1500円ぐらいだったのだけど、「500円でいいですよ」と言ってくれた。エコはお財布にもやさしいんだよねぇ。

でも、天候はやさしくなくて、小松空港からの札幌行きは欠航とのこと。しかたがないので、羽田経由で千歳へ向かう。この日の午後は、道庁との打ち合わせだったのだけど、翌朝に変更してもらう。講演会でなくてよかったことであるよ。

実は15日締め切りの原稿が5本ぐらいあったので、空港での待ち時間も機内も、千歳から札幌への電車の中も、ずーっと仕事をしていた。疲れた頭に、スープカレーがおいしかったことであるよ。(^^;

14日。早朝から原稿書き。2本ぐらい終える。11時に道庁へ行って、洞爺湖サミットに関する意見交換。午後から、ウィンターミーティング。私は講演と、パネルでのコメンテーター。パネルでは、すばらしい高校生たちの取り組みやプレゼンもあって、素敵だった。

札幌には何度もうかがっているので、道庁の方もそうだし、会場にも「お久しぶりー」という方もいらして、うれしかった。会場の定員以上の申し込みがあって、ずいぶん断らなくてはいけなかったそう。どこへ行っても、関心の高まりを感じる。この思いを、行動とうねりにつなげていくために、自分に何ができるだろう?とよく考える。

北海道も吹雪の予報もあり、17時の終了と同時に失礼させていただく。乗る予定だった千歳空港行きの電車が、雪のために運休になっていたので、ちょっと心配になったけど、千歳からの飛行機は無事に飛んでくれてほっとする。さすがにこの機内では寝てしまった……。

羽田に20:30頃着。2月21日出版予定の『負けないで』という本の見本が事務所に届いているとのことで、オフィスへ。できあがった本はとっても素敵だった。自分でいうのもヘンかもしれないけど、「原稿」と「本」とはまったく違うのである。原稿を出して手を離れてから、編集、イラストや装丁などが入って、本を仕上げていく。仕上がった本は、著者にとっては「自分が生んだ子ではあるけど、まあ、こんなに立派になって……(うるうる)」というような存在なのだ。

この本は、環境系でもなく、朝2時系でもない、でもとても大事なメッセージを心から込めた本なのだ。まわりの環境がつらくて、自分を見失ったり、自信を失ってしまっている人たちへのエールになれたら、と心から願っている。見本を大事に抱えて、夜遅く帰宅。

15日。8:30に品川集合。ソニーとWWFの共催によるクライメート・セーバーズ・プログラムの公開シンポジウム。私はパネルディスカションのコーディネータ。パネリストが末吉さん以外、4人は海外からのゲストなので、最初は私も末吉さんも英語で、ということだったのだけど、会場に来てくれている方々にとっては、やっぱり直接日本語のほうが聞きやすいでしょう、ということで、日本語でやることに。

開始前、末吉さんに「自分の時間がまったくないほど忙しいでしょう」と声を掛けられたので、「末吉さんもいっしょでしょう。でもやりたいことをやっているので、楽しいですよね」といったら、「そう。僕もそう思います。洞爺湖サミットまで、とにかく何とか、と思ってね」と。

パネルディスカションは、70分という短い時間だったのだけど、パネリストのみなさんがすばらしくて、それぞれ大事なことを短い時間で返してくれるものだから、何巡もできて、とても学びが大きく、楽しかった。終わるのが残念だったほど。

終わった後、主催者の方から「よかったです!」と言ってもらえてうれしく思った。特に、私のコーディネータ能力を高く買って下さって、指名で登用してくれた方にほめてもらえて、ほっとした〜。

立食のランチをいただいて、次の打ち合わせまで1時間半あった。ここは品川。打ち合わせは六本木である。天気もよいし、気持ちよいので、「歩こう!」と思ったのだが、地図を忘れてきたので、まずは本屋さんを探し、本屋さんのなかで地図を探し、地図のなかで行き方を探し、一生懸命覚える。

さあ、いざ! 最後にちょっと間違って、大回りしてしまったけど、それでも1時間弱で到着。都内って、けっこう歩けるんだよね。久しぶりによい運動になった。

15時から2件、つづけて打ち合わせ。17時から20:30まで、キャンドルナイトの幹事会。いろいろもめる内容があって、それでも押し切ったり多数決をとったりしないものだから、とことんの話し合いで長引く。

20:30に出て、今日締め切りの原稿、もう1本残っているんだよなぁ。家に帰ったら寝てしまいそうだったので、会社に寄ることにする。駅前のパン屋さんで、タイムサービス20%オフのパンを買って、会社で23:30までがんばる。やっとできた〜! JFSのニュースレター、英訳チームに送って、やっと帰宅。

つくづく、「私って書くのが好きなんだなー」と思った。書くのが好き、というより、「伝えたい」ってことなのだろうけど。これだけ書いたり話したりしても、全然飽きないものねぇ。ビスケットのポケットみたいに、書けば書くほど、話せば話すほど、書きたいことや話したいことが増える。自己強化型フィードバック・ループである。

そして、この週末も、次の本を書いているんだもんねぇ。我ながら感心というか、呆れるというか……自己驚愕型フィードバック・ループ、かも。(^^;

 

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