2日目のディナーは、みんなでバスを連ねて、町を見下ろす小高い場所にあるレストランへ行った。インド料理、みたい。オマーンの料理は、インド料理に近いような気がする。
レストランのバルコニーのテーブルで食べていたら、町のほうがとってもにぎやかだった。人々の歓声が聞こえる。
「なんだろうねえ?」とまわりの人と言っていたら、わかった。ちょうど今日、オマーンに北京オリンピックの聖火が到着したのだ。それで盛り上がっている日なのだった。あの歓声は、きっとスタジオか何かにおおぜいの人が集まって、イベントをやっているのだろう。
と思っていたら、目の前で花火が上がった。お祝いイベントのフィナーレかな? なかなか豪華な花火で、花火フリークの私は大喜び。
けど、あの花火はきっと日本から来たものだなー。日本の花火師が活躍しているに違いない。アメリカの「ぱっと開く瞬間」を喜ぶ花火と違って、「散りゆく侘び」を楽しむようなデザインになっているからだ。
オマーンの花火。なかなか素敵な思い出になりそうだ。