昨日のNGOフォーラムは、とても根本的なことを考えさせられる場だった。自分のスタンスについて。世界の変え方について。
あまりに考えていて、くらくらめまいがしてきたほど。急いでカンフル剤(カンフルビール、とも言う)を飲んで、早く休む。
今朝はいつもどおり、早起き。サミット初日だし、つい力が入って、メールニュースを3本も出してしまった。「こういうのを、うつつを抜かすっていうんだよねぇ」と思いつつ。チェックアウトまで仕事をして、厳戒の札幌から羽田空港へ。そして晴海埠頭へ。
駅から同行してくれたスタッフのホシノサンが、「エダヒロサン、今日は疲れてますね」と心配してくれた言葉を聞いて、あ、いけない、自分なりに折り合いをつけたはずなのに、昨日の余波をまだひきずっているんだ私、と気づいた。持つべきはちゃんと気づいて言ってくれるスタッフである。
NHKの七夕ライトダウンの生番組なのだ。顔の疲れ?はメイクさんが消してくれるからよいとして、気持ちは元気にしゃんとしてなくちゃね。
おしゃべりの内容について、小林武史さんと簡単な打ち合わせ。打ち合わせ後の雑談で、昨日の苦悩についてぽろっとこぼしたら、温かく受けとめてくれてありがたかった。そのあと、小林さんたちの音楽のリハーサルを聴いているうちに、気持ちも元気になってきた。
そして始まった生放送はあっという間に終わったのであった。生放送って、いろいろと大変なのねー、ということがよくわかる。私は出番になれば気ままに相づちを打ったりしゃべっていればいいんだけど、1時間の番組をつくるために、どんなにたくさんのスタッフの方々が走り回ってそれぞれの役目をこなしているのかを見せてもらうだけで、いつも感動する。
そして小林さんはいつもどおり、さりげなく素敵だった。
帰り道、電気の消えた東京タワーの近くを通りながら、小林さんと自分と似ているところがあることに気づいた。うまく説明できないんだけど。でもこうして、ごいっしょさせてもらう機会を何度もいただいて、とても光栄でうれしいことであるよ。