今週は「ドカ〜ン!」と音を立てて過ぎつつある。何と言っても、水俣での2泊3日は大きかった。
私たちの熊本出張にあわせて、水俣ツアーを組んで下さってわざわざ大阪から団長として来て下さった草郷さんに感謝。草郷さんはブータンのGNHなどに造詣が深く、去年7月の「本当の幸せと持続可能性を考える」講座に来ていただいた。そのときの出会いから、11月にはブータンにいっしょに行くことになり、そして今回は水俣へ。水俣ツアーに参加した6人は11月のブータンでいっしょだった仲間で、草郷さんの人徳が感じられる。
水俣にも詳しく地元の方々とのネットワークもお持ちの草郷さんだからこそ!というぎっしりつまったツアーで、とても実り多かった。そしておいしかった!
水俣病について前よりも理解でき、胎児性患者さんたちにもお会いし、患者さんの代表のようにがんばってこられて昨年亡くなった杉本栄子さんの息子さん・肇さんのお話もお聞きし、水俣再生を率いてこられた吉井元市長のお話をお聞きし、地元学の実践を体験させてもらい、夜は2時まで飲みながら語り……。
なかでも、水俣再生の原動力となり、地元学の中心として活動されてきた吉本さんとの出会いは、とても強烈だった。言葉じゃなく、存在 vs 存在として迫ってくるそのあり方に、たじたじと半歩退きながらも、自分なりの存在をぶつけようとする私。。。(完全に迫力負けであるが……)
最後の朝、エコログ用のインタビューをさせてもらったのだが、質問する私に、「なんでそんな質問が出てくるんかねえ」と考え込まれてしまうと、こちらも考え込んでしまう。それでも一生懸命話してくれようとする吉本さんは、「タフで優しい」人なんだなぁ(けどどっか寂しがりやの影もある)。こういう方に出会ったのは初めて。(コワイもの見たさで?)また会いに行きたいと思っている。
熊本出張から戻った翌日、オフィスに積もっていた仕事をかき分けながら、ジムへ行った。パーソナルトレーナーのスズキサンに「出張でおいしいものをいっぱいいただいて、階段もないし、太っちゃいました」と言ったら、パーソナルトレーニングのシートをめくりながら(体重も書いてある)、「ほんとだ、わかりやすいですね」って。
スズキサンの偉いところは、やる気を失わせないことなんだなー。「そうか、わかりやすいんだ、私って。じゃ、トレーニングがんばれば、減るのもわかりやすいかも!」と思わせる力がある(というか、そう思ってしまう力が私にある、というのも正しいかもしれないが。^^;)
「出張中運動しなかったし、久しぶりだから不安です〜」と言っていたら、トレーニングのようすを見ながら、「いや、挙げている重さは前よりも増えてますよ。少し休んだのがかえってよかったのでしょう」と言ってくれる。
でもだいぶ負荷が大きくなってきたからわかるけど、自分ひとりでやっているときと、そばにスズキサンがいるときでは、挙げられる重さが違うのである。自分だけだったら、「くー、重い〜、もういいっか」と下ろしてしまうのだけど、スズキサンが「はい、あと3回」とかいって数えてくれるので、がんばらざるを得ないのである。「スズキ人形でも作って、ひとりの時はそれを見ながらやろうかな〜」と言ったら、笑っていた。
さて、今日は午後から、循環型社会のシンポジウム。とても楽しみ〜。